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「ねえ、私達ってもしかして貧乏籤を引いたんじゃない?」

 麗の言葉に、雛菊、エリザヴェータ、早苗、静香、楓の五人が彼女を見た。
 麗達が居るのは、芽衣が所有するマンションの風呂場だ。以前、芽衣がマンションを改装した際に作った風呂場で、銭湯のような広さがある。その風呂場で、水着を着た六人は主のことを待っているのだが、ミシェル達と打ち合わせた時間が過ぎても、唯が一向に姿を現わさないのだ。六人は手持ちぶさたに湯船に浸かっている。

「考えすぎじゃない?」
「いや、私は麗に賛成だな」

 適当に返事をした早苗とは対照的に、雛菊は真剣な表情だ。

「大体だなメンバーを決める際に、あのミシェルに任せたのがいけないのだ。唯様を誘惑する作戦は良しとするが、先発グループにあいつが混ざったら、いつ交代するかわからないではないか」
「酷い言いようだなー」

 ミシェルのことをこき下ろす雛菊に対し、早苗は苦笑する。ガーディアンの中でも雛菊とミシェルの仲は比較的良いからこそ、こうやって悪口も言えるに違いない。

「それにな、私達がコスプレに幾ら疎いからと言って、幾ら何でもこの格好は無いだろう。何を考えているんだ、あいつは!」
「そうよ! 私もね、それが言いたかったのよ」

 水着を摘んで引っ張って憤る雛菊に、麗が同意する。だがエキサイトする二人に対して、他のガーディアン達からの反応は薄かった。エリザヴェータは目を丸くするだけで、楓も表面上は何の反応も見せない。早苗は苦笑して受け流し、静香は困ったような表情を浮かべている。
 仲間の同意を得られないと見た雛菊は溜息をつくと、水が張ってある浴槽に身を沈める。真夏の真っ只中に熱い湯に入るとのぼせるので、水風呂にしてある。雛菊の発言以降、やることのない六人は水着姿で、水に入ってのんびりと待ち構えた。幸いにして、しばらくすると入り口の曇りガラスに立つ影があった。

「入るよー」
「は、はい。どうぞ!」

 脱衣所に繋がるドアから唯が声をかけると、雛菊が水面から慌てて起き上がる。扉が開いて一歩足を踏み入れた唯は、風呂場に居る全員の格好を見て、一瞬思考が止まってしまった。

「どうしたの、それ?」
「やはり、変ですか?」

 唖然としている唯に対し、雛菊が悲しそうな表情を浮かべる。
 六人が着ているのはスクール水着だった。いや、紺色の競泳用水着と言えばいいのだろうが、胸のところに白く大きなワッペンが貼ってあって、異様な存在感を醸し出している。それぞれの名前が大きく書かれているので、何処からどう見てもスクール水着としか見えない。

「う、うーん、変だけど……ミシェルさんのアイディア?」
「その通りです!」
「ああ、やっぱりね」

 きっぱりと言う雛菊に、唯は苦笑する。同僚にスクール水着を着せるなどという突飛なアイディアを思いつくのは、どう考えてもミシェルしか思い当たらなかった。しかし、胸に書かれたひなぎく、れい、えりざう゛ぇーた、かえで、さなえ、しずかというひらがながなんとも徹底している。しかしまだ学生である唯にとっては、スクール水着で興奮するというには、若干早すぎたかもしれない。スクール水着を見ても、その突飛な発想に苦笑しただけだ。

「スク水ソープっていう発想らしいよ」
「ソープ?」

 早苗の説明に唯は首を傾げる。ソープと言われて、唯は石鹸しか思い出せない。

「ソープランドのこと。まあ、唯君は知らないよね」
「う、うーん、まあ少し知っているかな」

 未だ中学生の唯は苦笑いする。慎吾と竜太が昔からしょっちゅう十八歳になったら、風俗に行ってみたいものだと話していたため、多少はどういう場所かを唯は知っている。恋人が十二人も居る唯にしてみれば、一生縁の無い場所だろう。

「……ちゃんとマットも用意してある」
「へえ、そうなんだ」

 楓が風呂場の隅に立てかけてあった銀色の空気マットを洗い場に横たえる。唯も友人の話からマットプレイなるものがあるとは聞いていたが、実際にそのマットを目にするのは初めてだ。空気を入れたその形状は、マットというより、プールに浮かべるビーチマットのように見える。だがマットを洗い場に倒すと、そこでガーディアン達の動きが固まった。

「えーと、どうするんだったか……」
「確か、まずはお湯で温めるのよね」

 エリザヴェータの疑問に、静香がミシェルに言われたことを思い出そうとする。ガーディアン達はマットの前でああでもない、こうでもないと試行錯誤して、準備を行おうとする。スクール水着を着た美女達がマットを弄る様子を、唯は興味深そうに見守る。

「準備出来ました!」
「ありがとう。それで、どうすればいいのかな?」

 雛菊の張り切った合図に、唯は興味津々の様子で近づく。マットプレイというものがどういうものかは知らないが、ガーディアン達が一生懸命にやってくれているので、それだけで期待が持てそうなのだ。

「まずは静香お姉さまが横になるので、その上に寝てみて下さい」
「こう?」

 早苗の指示で静香がマットに横になり、唯がおずおずと彼女の上に乗る。いくら自分より背丈が高くても、女性の上に横たわるのに唯は若干の抵抗を覚える。だが静香は身体の重みを感じていないかのように、ぎゅっと彼を抱きしめて体で抱きとめる。柔らかな女体に乗る心地よい感触は想像していたよりも良く、唯の頬が赤く染まった。

「まずはシャワーをおかけしますね」

 雛菊がシャワーを手に取り、ノズルを捻ると自分の手に当てて温度を確認する。夏場なので特に温度が高く設定せずに、雛菊はぬるいお湯を唯に優しくかけた。

「……次は体洗います」

 楓はプラスチックの湯桶にスポンジとボディソープを入れると、スポンジを握って泡を立てる。スポンジで体を洗うのかなと唯は思っていたのだが、予想に反して楓はスポンジを手に取ると自分の体に泡を垂らした。

「じっとしていて下さい……」

 白く泡まみれになった紺色の水着で、楓は唯の右側から圧し掛かってきた。楓はあわ立つボディソープがついた水着を、唯の体に押し付けて動かし始める。

「ん……」

 ザラザラとした水着の生地が唯の肌を滑る。スクール水着の肌触りは特に気持ち良いものではないが、楓の柔らかな胸が体を擦る感触に思わず声が漏れる。

「唯殿、失礼します」

 楓とは反対の方向から、エリザヴェータが唯に肌を寄せてくる。既に彼女も泡まみれになっている。エリザヴェータは楓と共に体を寄せて、水着をタオル代わりにして唯の肌を洗う。

「ああ、いいなー」
「……気持ちいい?」
「うん、最高かも」

 楓に向けて、唯は柔和なふやけた表情で、満足そうな声を出す。柔らかい静香の体に横たわり、楓とエリザヴェータの豊満な体で洗って貰って唯は夢見心地になる。唯は風呂場で恋人たちに女体を使って洗って貰うことはたまにあるのだが、いつ洗って貰っても気持ち良くて恍惚としてしまう。こればっかりは飽きることがない。

「そろそろいいでしょう。流すわよ」
「うわわ……」

 羽化登仙の気持ちで女体を堪能していた唯に、麗は答えも聞かずにシャワーを浴びせかける。楓とエリザヴェータがさっと離れ、唯の体から泡が流れていく。

「気持ち良かったのに……」
「まあまあ、今日のメインイベントはこれからだから」

 残念そうな顔をする唯を、早苗が優しく宥める。早苗は湯桶を持ち上げると、雛菊と共に唯へとにじり寄る。

「唯様、熱かったら言って下さいね」
「え?」

 唯が何をされるかわからないうちに、雛菊はプラスチックの桶から液体を掬い、少年の体にかける。粘度の高い透明な液体は、熱を持って唯の体に降りかかる。

「温かい……これって何?」
「ローションですね。唯様、どうです?」

 雛菊と一緒に、早苗もローションを唯に垂らし始める。生温かな粘液を体にかけられるという経験は唯にとって初めてだが、嫌な臭いなども無いので、それほど不快ではなかった。ローションはどうやらたっぷりあるらしく、まだ幼い少年を粘液まみれにしただけでなく、下に居た静香も透明な液体でドロドロになった。

「何だか変な感触ですね」
「確かにね」

 耳元で囁く静香に、唯は苦笑いを返す。初めて全身に浴びる温かなローションの感触に、静香も戸惑い気味だ。

「それじゃ、おまちかねのローションプレイにいってみようか!」
「うむ」

 早苗がややハイテンションに声をかけ、雛菊が顔を赤らめながら頷く。自分達の体にローションを塗ると、二人は唯の上へと重なった。

「わわっ!」

 生温かなローションによって、早苗と雛菊の水着が唯にもピッタリと張り付く。薄い布地を通して、二人の巨大で柔らかな胸が唯の体を這い回る。

「うぅ、何か凄い……」

 ぬるぬるとしたローションをスクール水着で押し広げられる感触に、唯は思わずうめき声を漏らす。ドロドロとした粘液によるぬめりによって、はちきれそうに豊満で柔らかな双乳がスムーズに体の上を滑った。ヌルヌルとした柔軟な爆乳の感触に、背筋からゾクリとした感触が唯の脳まで駆け上がる。

「ローションって、刺激が強い……」
「あぁ、唯さま、動かないで」

 唯が身を軽く捩ると、下に居る静香が小さく悲鳴をあげる。静香もローションまみれになっているため、水着の布越しとはいえ、少年の肌が体に擦れて全身の性感帯を刺激するのだ。

「唯さま、どうですか? こ、これはちょっと刺激が強すぎるような……」
「う、うん。確かにローションがこんなに凄いなんて……」

 奉仕している立場の雛菊と早苗も、ローションの感触に顔を歪ませる。液体の異質な感触と、少年の瑞々しい肌に体が強烈に反応してしまう。唯を女体でマッサージしているはずが、逆に愛撫されているような感覚なのだ。

「こうするとどうなのかな?」
「あ、おいたをしてはダメです」

 唯は雛菊が着ているスクール水着の肩紐に手をかけ、スルリと肩から外す。少年が引っ張り下ろすと、何度見ても飽きない見事な爆乳が露になる。

「や、あん、あぁ……」

 雛菊の両胸を唯が揉むと、ぬるぬるとした乳房で指が滑る。

「あ、ああっ! あん、あ、ダメです! や、あ!」

 硬くコチコチに起った乳首が手の上で滑り、その感触が楽しくて唯は夢中になって雛菊の胸を揉む。愛撫されている方の雛菊は堪らず悲鳴をあげてしまう。胸を揉まれているだけなのに、子宮がゾクゾクと疼き、彼女は触らなくてもわかるくらい秘部が濡れてきてしまう。漏れた蜜が水着のスリットをうっすらと湿らせる。

「もう、情けないわね。唯をローションプレイするのに、逆に揉んで貰ってどうするのよ」

 快楽に翻弄されて顔を歪める雛菊に対し、麗が呆れたように声をかける。

「あ、あん、す、すまない。でも、これは凄すぎる……」
「全く、仕方ないわね」

 麗は唯の雛菊への愛撫にストップをかけるため、自分の体にローションを塗りたくると、少年の足元へと移動する。そして少年の片足を上げさせると、足を片胸へと押し当てた。

「うわっ!」

 足の裏にぷにょんと柔らかな感触と、ぬるりとした粘液を感じて唯が悲鳴をあげる。普段は触られない部位に異質な奉仕を受けて、唯は静香の上でモゾモゾと身動きしてしまう。

「あ、うう……」

 同様に、麗も唯の足とローションの感触に、固まってしまう。ローションプレイなんて大したことが無いと思っていたのだが、愛する少年の体をヌルヌルの液体で奉仕するのは、想像以上に刺激的だった。唯が足を軽く動かすだけで、水着を押し上げる乳首が甘い快感を全身へと広げるのだ。とても唯を愛撫するどころの騒ぎではない。

「あ、足を胸で触られて気持ちいいなんて、変態ね!」

 それでも無理やり強がりを言うと、麗は唯の足の裏をアンバランスなくらい大きな胸で愛撫しようとする。

「う、あああっ、あ、あ、ひゃあ!」

 ローションでドロドロになっている足で自分の胸を押しつぶし、強めにぐいぐいと押し当てると、麗は目の前が霞むほどの強い刺激を受けてしまう。子宮が焼け付くように疼いて、唯に全身を足で愛撫して貰いたいと、麗は心の片隅でつい思ってしまったほどだ。

「……私もする」

 麗の恍惚とした表情を見た楓が、自分の体にもローションを塗りたくる。楓は唯の反対側の足を持ち上げると、胸の谷間へと滑らせる。

「ん……」

 胸の間に恋人の足を挟み、楓は両手で双乳を掴んで圧迫する。今まで無表情だった彼女だったが、急に苦しそうに眉を寄せた。ローションの感触が想像以上に異質で、刺激的だったからだ。

「ゆ、唯さま……」

 楓は愛しそうに唯の足を、大きく張った胸で優しく擦る。ローションの質感に加えて、心から惚れている恋人の足に奉仕しているという事実が楓を高めていく。

「う、楓さん、いいよ」

 唯が気持ち良さそうな声を漏らすと、楓はますます夢中になってローションまみれのスクール水着で唯の足裏やふくらはぎを胸で擦る。足裏というよく汚れる部分を、女性のデリケートな部分で洗ってもらうシチュエーションに、唯は精神的な満足感も得てしまう。楓と麗によって、普段あまり触られない部分を責められた唯は、気がつかないうちに男根を硬くしていた。

「何だか、随分と良さそうですね」

 心地良さそうな唯の表情に興味が沸いたエリザヴェータが、彼のことを覗き込む。エリザヴェータは湯桶にたっぷり作ってあるローションを手に取って絡めると、唯のそそり立ったペニスを両手で優しく握った。

「う、ううううぅ」

 エリザヴェータの手によってシャフトが包まれた途端、唯は軽いうめき声を漏らした。温かな粘液をまとった指先は、普段とは感触が全然違っていた。滑らかに濡れた手が上下すると、それだけで腰が浮いてしまうほどに気持ち良い。既に性的に熟達しつつある唯も、ローションを使った手コキは堪らず、油断するとすぐに射精してしまいそうであった。

「唯くん、我慢しなくていいからね」
「あ、あうう……」

 早苗の囁きに、唯はうっかりイッてしまいそうになる。腕を早苗と雛菊の豊乳が挟み、足を麗と楓の巨乳が圧迫を加える。おまけに柔らかな静香の体がクッションとなっていた。四肢と背中を心地良い感触が包み込んだ上に、股間を強烈な刺激が唯を襲う。エリザヴェータによるローションを使った手淫に、少年は徐々に高まっていき、我慢が限界に達しようとした。

「い、いっちゃいそう」
「いいです。いつでもイッて下さい」

 両手を動かす度に唯は荒い息を吐き、エリザヴェータの心臓は鼓動が早くなる。自分の手の動きによって翻弄される主の姿に、エリザヴェータも知らず知らずのうちに愛撫に熱が入った。普段は淡々とした彼女も、今は頬が上気している。

「も、もうダメだ」
「あっ!」

どぴゅ、びゅるるるる、びゅっ、びゅっ

 唯の尿道から白い液体が迸り、宙を飛ぶ。真正面に居たエリザヴェータは少年の射精をもろに受け、彼女の顔面に白濁液が直撃した。

「熱い……」

 熱を帯びた粘液を顔に受けて、エリザヴェータが呟く。唯の肉棒は何度か射精を繰り返して上下し、銀髪の美女が逃げないことをいいことに、その美貌を精子で存分に汚す。精液は顔を白く染め、エリザヴェータが持つ白銀の髪にもたっぷりとかかった。

「いつもより早いね。そんなに良かったかな?」
「う、うん」

 小声で囁く早苗に、唯は困ったような声を出す。思った以上に早く達してしまったが、口に出して言われると若干プライドが傷ついてしまう。唯は復讐とばかりに、早苗が着ている水着の肩紐に指を引っかけて、ずらしてしまう。

「わわっ!」

 硬く尖った乳首に水着が引っかかり、早苗が可愛らしく悲鳴をあげる。メロンの果実くらい大きな胸が露わになり、唯は手にローションをたっぷりとつけてその胸を揉み上げた。

「や、やん、あああっ、や、ひゃ、だめぇ!」

 水着越しでも心地良かったのに、直接ローションを使った愛撫を両胸に受けて、早苗は大きく喘ぐ。ヌルヌルした粘液で指が早苗の柔らかな肌を滑り、胸の性感帯を変わった感触で責め立てる。

「あ、うう……唯くん……」

 胸を揉まれて早苗は顔を朱に染める。何度も唯に抱かれている早苗は、すぐに子宮の奥が疼く感触を覚え、体が主の肉棒を欲しがってしまう。だが今日は自分達が唯に奉仕する番であり、簡単に責められてしまうと困るのだ。

「お、お姉さま、ヘルプ」
「えっ!? へ、ヘルプ? えっと、えっと……」

 いきなり早苗に助けを求められた静香は、おろおろと視線をさまよわせる。唯が自分の上に乗っかり、気持ち良さそうにしているだけで胸が高鳴っていた彼女は、自分から行動を起こす準備が何も出来てはいなかった。

「こ、こうすればいいのかな?」
「わ、わっ!」

 静香は唯の背後から固くそそり立つペニスを両手で掴んだ。ローションがたっぷりとまぶされた静香の指が亀頭から陰茎まで絡み、その刺激に唯が思わず悲鳴をあげる。

「やっぱりローションをつけて、手でされるのに弱いみたいだね」
「それはお互い様じゃないかな」 

 恋人の手が止まってほっとした早苗の推察に、唯が冷静に反論する。初めてのローションを使ったマットプレイに、する方もされる方も、未だ慣れていないようだ。全員が未体験のプレイによって、性感帯を弄られると、普段より快感が増しているようであった。

「唯さま、大丈夫ですか?」
「あうう……し、静香さん……」
 
 思いのほか唯の反応が激しかったため、静香はペースを落としてゆっくりと指を動かし始める。だがそれが強くは無いが、深い心地よさに変わって、唯は呻きを漏らす。静香は優しく、緩々としたペースで手を上下させる。男性経験は無くても、早苗とは逢瀬を交わしたことがあるレズビアンならではの技巧なのかもしれない。

「……なるほど、そうすればいいのね」

 快感に眉を寄せている唯の顔をじっと見て、楓がポツリと呟く。彼女は自ら水着の肩紐を下げて、大きく張り出た胸を曝け出すと、唯の股間へと体を寄せる。

「あっ! 楓さん」

 楓は唯の陰嚢を手で掴むと、そっと優しく右手で包み込む。そして弱い力で愛撫を始めた。力は入れなくてもローションが普段より強い快感を引き出してくれるのを、楓は何となくだが理解したのだ。

「ああ……凄い、いいな」

 美女二人によって、竿と袋にやんわりとした奉仕を受けて、唯はうっとりとした表情を見せる。

「唯くん……ん、ん」

 早苗の胸を弱々しく揉みながら、唯は静香と楓の奉仕に酔う。夏休みの昼下がり、時間はたっぷりあるのだ。絶頂に達するような激しい愛撫では無いが、唯はその深い心地よさをじっくりと楽しもうとする。雛菊、エリザヴェータ、麗はスクール水着の姿で、若い少年が見せる快楽の表情に自分達も胸を高めていく。

「唯さま……失礼します」

 唯の陰嚢から手を離すと、楓は静香の手を外す。そしてローションをたっぷりと胸の谷間に流すと、天井を向くペニスを自分の胸に挟んだ。

「唯さま、どうですか?」
「ああ、とってもいいよ」

 楓はゆっくりとしたペースで、双乳を使って少年のシャフトを、上下に擦りあげる。マシュマロや餅のように柔らかな女性の胸と、ローションは相性が非常に良く、ぬるぬるした感触が何とも言えない。改めて男性器をパイズリされて、相性の良さが唯には強く実感出来た。静香が楓の胸に手を当ててサポートし、強い乳圧でゆっくりと愛撫される感触に、唯は深い満足を覚える。

「全く、だらしない顔しちゃって」
「だって、これ凄い気持ちいいんだよ」

 頬をつつく麗に、唯がうっとりとした表情で答える。一度イッた体には、のんびりとしたペッティングは程良い刺激で、何時間でも楽しめてしまいそうであった。

「ゆっくりしたのがいいんだよ。麗も感じてみる?」
「わ、私は別に……」

 麗は意志とは反対に、小声で拒もうとするが、唯は麗の水着の肩紐に手をかけて脱がしてしまう。唯は麗の大きく突き出た胸に手をやると、ゆっくりと手の平を滑らせる。

「んんっ!」

 既に硬くなった乳首を手の平で擦りながら、唯はゆっくりと麗の胸をなで上げる。少年が力を抜きゆっくりと優しく揉むと、たちまち麗の頬が上気してくる。

「べ、別に私のことは触らなくていいわよ」
「いや、揉み心地がいいから」
「……馬鹿ぁ」

 ローションまみれの手で唯にソフトな愛撫をされて、麗は情欲に火がついてくる。唯が言うように、ゆっくりと触られると、体がより深い満足感を得るらしい。
 唯自身も麗の張りのある若々しい胸の感触が気持ちよく、熱心に何度も愛撫を加える。静香のサポートを受けた楓の緩やかなパイズリと、麗が持つ爆乳の感触に唯は目を閉じて存分に味わう。

「出るよ……」
「はい、何時でもどうぞ」

 楓が胸の圧力を少し加えると同時に、唯は尿道を緩める。

びゅ、どびゅぅぅぅ、どびゅびゅ

 楓の乳圧に押されるように胸の谷間から白い液体が間欠泉のように吹き上がり、彼女の顔面を直撃する。だが精子を顔に受けても楓は胸の圧迫を緩めず、巨大な乳房で白濁液を吐きながらビクビクと動くペニスを押さえつける。たちまち彼女のクールな印象の美貌が精液で白く染まるが、楓はうっすらと唇の端を上げてむしろ喜んでいるようだ。顔面と胸の谷間に粘液をたっぷりと吐き出して、唯は漸く射精を終える。

「ごめんね、顔中にかけちゃって」
「いいえ。むしろ唯さまの匂いがして、嬉しい……」

 楓は顔にかかった精子を指で掬って、口に運ぶ。生臭い独特の味が口中に広がると、愛する主の味であるような気がして、楓は幸せに感じる。熱心に精液を口にする楓の姿に、唯も男として強い満足感のようなものを得て、顔が綻んでしまう。

「それでは今度は……」
「背中だな」
「背中?」

 雛菊とエリザヴェータは唯の体に手をかけると、まだ細い体をクルリとひっくり返す。唯は驚きながらも、二人に対してその身を任せる。そうなると自然に唯と静香が向き合うような形となった。

「唯さま……」

 静香は唯に向かって微笑むと背に腕を回し、少年を抱きしめた。全身がローションまみれなのと、静香が水着を着ていることから、いつもとは違う感触がする。しかしそんなこととは関係なく、豊満すぎる胸を持った巫女の体は、柔らかくて気持ちが良かった。

「お背中に奉仕します」

 エリザヴェータと雛菊が唯の上へと圧し掛かり、メロンのような膨らみを背中へと乗せる。四つの乳房がローションを押し広げ、スムーズに滑る。片や直接、片や水着越しという二つの異なった感触を唯は味わっていたが、やはり地肌で直接圧迫して貰う方が気持ちよかった。

「エリザヴェータさんも、水着を脱いで、おっぱいでマッサージしてくれる?」
「わかりました」

 エリザヴェータは肩紐を外すと、雛菊と同様に胸を曝(さら)け出す。少年の滑らかな肌に胸を押し当てると、ヌルヌルな感触の中で乳首だけが敏感に肌と擦れ 合う。水着を脱いでみて、雛菊が顔を随分と真っ赤にさせている理由がエリザヴェータにも何故かわかった。直接胸を押しつけてマッサージすると、水着越しよりずっと奉仕する側も気持ちいいのだ。

「唯殿……ん、ん……どうですか?」
「あ、あぅ……勝手がよくわからないのですが、上手く出来てますか?」
「うん、これって凄くいいよ」

 四つの膨らみが背中を這い回り、圧迫する感覚が唯の雄としての本能を刺激する。女性の胸で擦られていると思うだけで、少年の股間は再び硬くなってきてしまう。

「ゆ、唯さま……」

 むくむくと硬くなってくる男根が太腿の間に入って来るのを感じて、静香が頬を紅く染める。自分の上でもぞもぞと動く裸の少年の痴態に、静香は既に興奮していたところに、男性器を押しつけられたのだ。体がカッと熱くなり、唯に開発されたヴァギナがペニスを欲してしまう。

「静香さんも気持ちいい?」

 静香の微妙な体の変化を読み取り、唯が無邪気に笑いかける。だがその無垢な笑みとは裏腹に、主である彼は静香のスクール水着の肩紐をずらすと、露わになった両胸に手をかける。

「唯さま、おっぱい揉まれたら……」
「揉まれたら、どうなっちゃう?」

 人を安心させるような優しい微笑みを浮かべながら、唯は静香の巨大な胸を揉みしだく。

「ひっ、ひゃっ、あ、ああっ、あん! な、なにこれ……あ、だ、だめっ」

 ぬるぬるした感触で胸を揉まれて、静香が風呂場に響くような声をあげてしまう。ローションの洗礼を受けて、静香は初めてそれの強い刺激がわかった形だ。

「ひあ、あっ、あん、う、ううぅ……ひゃ」

 胸を優しく手がふにふにと動く度に、静香は体が熱くなっていくのがわかる。愛する人のローションでの愛撫は、静香に途方も無い快感を与える。揉んでいる方の唯も、普段とは違うぬめりのある粘液の感触が面白く、夢中になって静香の胸を揉んでしまう。

「あ、ああっ、ゆ、唯さま……わ、わたし……」

 股間に熱いイチモツを押しつけられて、静香が懇願するように唯を見る。唯としてはもっとペッティングを楽しみたいのだが、静香が哀願するような目つきで彼を見るので、その気になってきてしまう。だが今のように全員から奉仕を受けている状態でペニスを挿入していいのか唯は迷ってしまう。仕方なく、他の女性陣には告げず、こっそりと入れることにした。静香の股間の水着をずらして、肉棒をズブリと突き刺した。

「ひああああああっ!」

 挿入と同時に、静香が一際大きな悲鳴を上げる。唯は慌てて周りを見回すが、雛菊とエリザヴェータは胸を押しつけるのに夢中で気付いていないようだ。麗と楓はじっと自分達のことを観察しているが、雛菊とエリザヴェータの動きに注意が向いているようだ。

「さて、そろそろボクも手伝うよ」

 ただ一人何があったのかわかった早苗が、ニコニコしながら唯に近づき、腰に手を回す。一見するとまた唯の性器を手淫しているように見えるが、実際にはペニスの根本に指を這わせて少年の性器で静香の性器を掻き回したのだった。

「ひ、あ、あああああっ、ああ、あ、あああん!」

 柔らかな粘膜を硬い肉棒で擦られて、静香が嬌声をあげ続ける。大好きな主のペニスを挿入されただけでも強烈なのに、膣内を動き回られては堪らなかった。

「くっ」

 唯自身も他人の手でペニスを動かされてヴァギナをかき回すという変わった体験に、若干翻弄されてしまう。自分が腰を動かすのと違い、どのように快感を得るかがわからないからだ。

「はぁ、あ、あぁ、あっ!」

 胸を唯の手で揉まれつつ、膣を蹂躙されて静香が何度も高い嬌声をあげる。声を必死に抑えようとするのだが、反射的な体の反応がそれを許さない。自分が出す色っぽい声に、静香は羞恥心を覚えて思わずうっすらと涙を流してしまう。

「ああっ! 静香ったら、唯にエッチして貰ってる!」

 静香の声に違和感を覚えた麗が、漸く彼女が唯に犯されているのに気づく。

「ちょっと、一人だけ抜け駆けなんてずるいわよ!」
「まあまあ、次は麗でいいからさ」

 頬を膨らませる麗を、早苗が軽く宥める。その間にも早苗は唯の肉棒を巧みに動かし、静香のGスポットを性器でグリグリと擦り立てる。

「ひっ、ひあ、ああああああ!」

 エクスタシーに達した静香の膣壁がキュッと収縮し、唯のペニスを絞り上げる。早苗はヴァギナの反応を長引かせるため、静香の弱いところを陰茎を動かして、ひたすら亀頭でグリグリと責め立てる。

「や、あっ、早苗、唯さま、も、もうやめ……あ、ああっ!」
「ううっ!」

どびゅびゅ、びゅ、びゅうう、びゅるる

 何度も締まってシャフトに絡みつくヴァギナの感触に、唯はつい射精してしまう。早苗が手を離し、射精を妨げないようにしたため、開放された尿道から大量の精子が勢いよく放出される。

「ひぐ、あ、ああっ!」

 膣内で暴れて精子を吐き出す男根の感触に、静香は背を反らせて悶える。胎内に侵入してくる精液は熱く、静香は焼け付くような錯覚を覚えた。

「あ、あう……はぁはぁ、唯さま……」

 一回のセックスだけで、静香は朦朧としてしまう。いつもよりも更に強烈な快感に襲われ、理性がさんざんに溶かされてしまった。静香の柔肌から汗が噴出し、ローションと混ざっていく。
 射精した唯も浅い呼吸を繰り返す。いつもより強く、そして深い絶頂感に心臓が強い鼓動を打つのが自分でもわかる。それだけ強い刺激だったのだろう。唯は更なる奉仕を待ち望む。

「それじゃ、次は私ね」
「おいおい、今日は我々が奉仕する手はずだぞ。麗が楽しもうとして、どうする」

 唯ににじり寄る麗に対し、雛菊が注意を促す。

「まあまあ、別にいいんじゃないかな。唯くん、ちょっと体勢を変えてくれる」
「うん」

 険しい表情を見せる雛菊を宥めて、早苗は唯に動いて貰う。唯の肉棒が抜かれると濃厚な白濁汁が静香の膣 口から漏れ、陰唇から尻穴へと垂れていく。唯を仰向けに再びひっくり返すと、早苗は先ほどまで唯の上にいた雛菊とエリザヴェータを静香と交代させる。唯は二人の美女の上へと横たわる形になる。そうしておいて、未だに天井へと力強く向いている唯のペニスを早苗は掴むと、麗へと振り向く。

「それじゃ、麗。どうぞ」
「えへへ。唯、たっぷりエッチするわよ」

 唯の上を跨ぐと、麗は水着の股間部分を引っ張ってずらす。そして自分のまだ幼いスリットを指で開いて、亀頭を導こうとする。小さな膣口に麗の愛するオチンチンを奥に押し込めて、少女は主の上へと跨った。

「あ、ああっ……なんか、いつもと違う……」

 ローションで十分に昂った体は、自らに入り込む唯の分身に強く反応する。小さな性器は唯のペニスを強く締め上げ、その所為で麗は巨大な性器で無理やり己をこじ開けられているような錯覚を覚える。唯もきつい膣内の肉壁に圧迫されて、その狭さに眉をギュッと寄せる。

「うう、唯……おちんちん大きいってば……」
「え、あ、うん、ごめん」

 麗が思わず漏らした一言に、唯の顔が赤くなる。かなり膨張したとはいえ、別に普段と性器のサイズが違うわけではない。だが男根が大きいと言われれば、男としては何となく嬉しいものだ。

「唯さま、照れてます?」
「そりゃそうだよ」
「唯殿のオチンチンは確かに中学生にしては大きいですからね」

 顔を赤くして照れる唯を見て、彼を体に乗せている雛菊とエリザヴェータはその可愛さに思わずギュッと抱きしめてしまう。柔らかな胸のクッションが背中で潰れる感触に、唯はますます自分の頭が熱くなるのがわかった。

「さてさて、繋がったところで、早速動いてみましょうか」
「ちょ、ちょっと待って、このまま動いたらすぐイッちゃうわよ!」

 早苗の言葉に、麗が慌てたような声を出す。こんなに体の感度が高まっている状態で、もしも亀頭が自分の子宮口をノックしたら、麗は瞬く間に達してしまうだろう。好きな人の前で、そんな痴態を晒すのは、麗は嫌だった。

「ああ、別に麗は動かなくていいよ。こっちで動かすから」
「えっ!? それってどういうこと……」
「ふっふっふ」

 何かを企んでいるような早苗の顔に麗が驚きの声をあげた瞬間、背後からヌルヌルした柔らかいものが彼女を襲った。

「ちょ、ちょっと静香!?」

 背後からローションにまみれた静香に抱きつかれて、麗が悲鳴をあげる。女性特有の柔らかな肢体に、豊満すぎるほどの胸の感触は、気持ち悪いわけではない。だが、麗の理性がその心地よさを拒否しようとする。

「ちょ、ちょっと私はレズっ気は無いってば」
「大丈夫、軽いマッサージみたいなものだから」
「そうそう、だから気にしない」

 静香に続いて、早苗も麗の脇から抱きつく。たちまち、小柄な麗の体が女体で埋もれたような形になる。

「は、離して……うわああああ」

 静香と早苗が呼吸を合わせて麗の体にローションを塗りたくった胸を擦りつけ始める。その柔らかな乳房と、ローションの粘性に麗の背筋から延髄まで強烈な刺激が遡る。更に二人が動くことによって自然と麗の腰が浮いて、唯のシャフトが彼女の膣壁へと擦れ始める。

「や、やめ、離して」
「……こうすればいいの?」

 麗の悲鳴にも構わず、今度は楓が彼女の腰に手を回して抱きつく。三人の美女達に抱擁されて、麗は無理やり騎乗位による運動をさせられるような形となった。

「う、うわぁ……き、きつい」

 麗の体が動き始めたことで、唯は自然と彼女の膣によって陰茎を扱かれることとなった。キュッと肉棒をくわえ込んだ膣壁が、無理やり動かされる感触に、少年は思わず心地良さそうなため息を漏らす。

「や、やだぁ、あ、あっ、あぁ!」

 六つの爆乳によって体を擦られた麗は、その感触に翻弄されてしまう。既に腰までずり落ちた水着は体を覆っておらず、尖った乳首が肌を擦る感触がする。麗は頭では同姓に愛撫されることを嫌がっているのに、肉体は極上の悦びを感じていた。おまけに恋人のペニスが膣内を占拠して、麗の理性をドロドロに溶かしていく。

「あ、ああっ、あ、だめ、こ、このままだと、私……」

 麗の膣内がいつも以上に唯のペニスを締め上げる。その強烈な圧迫に、唯は目をギュッと瞑って、感触を味わおうとする。

「どう、唯くん? 麗の中の感触は」
「い、いつもよりきつい……でも、いいよ」

 唯の返答に、早苗はにんまりと笑う。麗をローションプレイで愛撫すれば、自然と彼女の陰部の締め付けが強まり、唯も快感が増す。早苗の狙いはここにあった。それに仲間の柔らかな体を抱きしめるのは、バイセクシャルの早苗にしてみれば、役得でもある。

「だめ、い、い、いっちゃ……うぅぅぅぅ……」

 麗が首を仰け反らせると、膣内が極度に狭まった。唯のペニスを麗の弾力のある膣壁が掴んで、ググっと締め上げる。それは子宮が射精を待ち望んでいる印だ。だが先程射精したばかりの唯は、まだ余裕が随分とあった。

「あ、あく、や、やめ、ストップ……う、うっ、ひあああ、いく、いっちゃう、いっちゃう!」

 麗は悲鳴を徐々に強くしていくが、早苗、静香、楓は胸を擦りつけながら、彼女の体を上下に動かす手を緩めなかった。粘液に塗れた胸の膨らみで全身をパイズリされているだけでも衝撃的なのに、麗はエクスタシー直後の感覚が鋭敏になっているヴァギナにペニスを飲み込んでいるのだ。

「ひ、ひああああぁ、あ、あ、おかしくなっちゃうよー、だめぇ!」

 体を無理やり揺すぶられる度に、眩暈がするような強烈な悦楽が、麗の子宮口から背筋を通って延髄に駆け上がる。既にヒートアップしている体は容易に限界を超え、麗は再び絶頂へと達する。

「やだやだやだ、あぅ、うぅぅぅ……うくっ!」

 エクスタシーの波が去らないのに、何度も膣奥をかき回されて麗は悲鳴を上げ続ける。快感を止めようにも、三人の女に抱きつかれて、無理やり上下に腰を動かされてしまうのだ。麗は何とか楓や早苗を離そうと手で押すのだが、二人はローション塗れの体を巧みに使って動かして逃れ、背後から静香も妨害してくる。

「やめ、やめ……変なとこ触らないで……うあああ、いやぁ!」

 静香に胸を揉まれて、麗はガクガクと首を振る。脳が焼き切れそうで、つい涎が唇の端から漏れる。麗が大きな声をあげる度に、膣内は収縮を繰り返し、唯はその締め付けの恩恵を与った。膣内の圧迫感と激しい粘膜の摩擦が、普段以上の強烈な感覚を与えてくれるのに、唯自身は動かなくていいのだ。楽な体勢で最高の奉仕を受けて、唯は天国に居るような気持ちを味わった。

「ひ、ひゃあああ、お、おかし、おかしく……ひ、ひぐっ!」

 唯が極楽に居るような気分を味わっている代償に、麗は快楽の地獄に落とされていた。絶頂に達しても、休む間も無く体を動かすことを強要されて、愛しい人の肉棒で突かれているのだ。おまけに全身を六つの爆乳で擦られている。このままでは五分もしないうちに気が狂うと、快感で真っ白になりつつある頭の片隅で、麗は考えた。

(でも、このまま唯のオチンチンで狂っちゃってもいいかな……)

 絶叫する麗の頭に、一瞬こんな危ない考えがよぎる。

「う、いきそう……」
「い、イッて唯! は、はやくぅぅぅぅぅ! あ、あっ、ああああああぁ!」

どびゅ、びゅびゅびゅびゅびゅびゅ、びゅるるる

 少女の懇願に応えるかのように、唯の尿道から盛大に精液が噴出する。白い粘液は子宮口を直撃し、一際狭い穴から侵入して胎内をあっという間に満たしてしまう。

「ふあああああっ、いっちゃ、いっちゃう、あああああ、熱いぃぃぃぃ!」

 麗の幼い体が痙攣し、一際深い絶頂感にビクビクと震える。

「あらあら」
「随分と良さそう……」

 早苗と楓は、腕の中で震える麗の振動に目を細める。麗が感じたエクスタシーの強さが伝わってくるようだ。それは唯も同じで、きつく尿道を締め上げて射精を促すヴァギナを存分に味わう。

「う、あ……」

 唯のペニスが射精運動を止めると、麗の体も役割を終えたかのようにぐったりと力が抜けた。

「唯さま、どうでしたか?」
「うーん、最高かも」

 自分の柔肌の上に乗ったまま絶頂に達した唯に、雛菊が耳打ちする。すると唯は心底気持ち良さそうな声で、正直に答えた。

「気に入ってくれた? じゃあ、もっとしてあげないとね」

 唯の一言に、早苗が食いつく。唯を喜ばせるために、続けて同じプレイをしようかと彼女は考える。

「さて、それじゃ次は……」
「もちろん、早苗がやるわよね」

 次の犠牲者を探そうとした早苗の肩を、麗の小さな手がガッシリと掴んだ。いつの間に正気を取り戻していたのか、麗の声はまるで地獄の底から響いてくるかのようであった。唯のための性処理道具にされた初めから、復讐の機会を麗は狙っていたに違いない。

「え、えーと、あ、後がいいかな」
「問答無用! 楓、静香、行くわよ」
「ええ、いいわ」
「……了解」

 早苗の体にローションまみれの楓と麗ががっしりと抱きつき、静香が背後からひっそりと寄り添う。

「ちょ、ちょっと待って待って……あ、ああああっ!」

 逃げられなくなった早苗は腰を持ち上げられると、ゆっくりと唯の肉槍で陰唇の中を貫かれた。いつもながら射精した直後なのに、唯の性器は衰える様子を見せない。

「ゆ、唯くん、お、おちんちんが……ああっ、お姉さま、おっぱい揉んじゃだめっ! み、みんな動かないでっ!」

 ローションまみれの静香が早苗の胸を触り、麗と楓がローションまみれの体を動かし始める。それだけで膣内の唯のペニスが強烈な快感を早苗の体に与え始める。

(ぼ、ボク、唯くんがイクまで精神が持つかな?)

 早苗は凄まじい嬌声をあげながら、ぼんやりと考えた。









     

































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