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「ん、んぅ、んああああぁっ!」

 膣内で射精された看護婦姿の円が大きな悲鳴をあげる。円は背後から唯に騎乗位で突き上げられていた。既に他の恋人達も唯に一通り精を流し込まれ、その都度精液を吸い出すように命令されている。
 痙攣してきつく締め付ける若々しい膣の感触を、唯は射精しながら存分に愉しむ。シャフトにピッタリとくっつき、体液の排出を促そうとする粘膜の圧迫感がとても心地よい。

「う、ううっ、唯さまぁ……」
「円さん、大丈夫?」
「あぁん……だめぇ……」

 絶頂に達していた円は、やがてぐったりと力を抜いて息をつく。そんな彼女の腰を掴んで持ち上げさせ、唯はペニスを中から抜く。軽く開いた膣口から白濁液が糸を引いて唯の上へと垂れ落ちる。抜かずに円の中で二回果てていたので、円の性器から生温かな精液が次々と溢れ出す。

「ごめんね、二回もしちゃって」
「いえ、私も気持ち良かったから」

 唯の優しい言葉に、円は力無く微笑んだ。そして虚脱したように、円は唯の隣へと倒れ込む。

「でも、ちゃんと避妊しないと出来ちゃうよね、このままじゃ」
「え、あ、うん、そうですね」

 少年から頬にキスを受けつつ、円は同意する。精液を吸い出さないと妊娠してしまうという設定を、円は危うく忘れるところだった。だがそんなお芝居が、少年をいつもより欲情させているのだから、忘れてはならないだろう。

「ミシェルさん、処置してあげて」
「私がですか?」

 ベッドで楽しそうに唯と円の性交を見ていたミシェルは、突然の指名に驚く。てっきりまた自分の膣内から、チューブで精液を吸い出させると思っていたのだ。だが唯が円の膝を掴んで、大また開きにさせたことで、自分に何をさせたいのかをミシェルは察した。

「はーい、それじゃ看護婦のお姉さんが、円に処置してあげますね」
「ちょ、ちょっと……何する気?」

 猫撫で声で微笑むミシェルに、円は思わず身構える。警戒する円に構わず、ミシェルは彼女の大陰唇に指を這わせると左右に開く。途端に精液が垂れて尻穴の方へと垂れていく。

「こ、こら、何触ってるのよ……ひああっ!」

 円のパックリと開いたピンクの性器に、ミシェルはその紅い唇をいきなりつけた。これには他の四人も唖然とするしかない。唐突なミシェルの行動に、円が抗議の声をあげる。

「ば、バカ、何してるのよ」
「ちゃんと避妊しないと出来ちゃうでしょ。だから看護婦さんに任せないと」
「え、え……あああああっ!」

 唯の言葉に目を白黒している間に、ミシェルが円の膣内から精液を吸い出す。舌を中に挿し込み、ほじくるように子種汁を掻き出すミシェルに、円は悲鳴をあげる。

「や、いや、こんなのだめぇ!」

 円はレズではない。それなのに仲間の女性に性器を舐められ、愛しい人が授けてくれた精子を奪われているのだ。生理的な嫌悪感に、円は思わず慄(おのの)いてしまう。

「だーめ。避妊しないと、赤ちゃん出来ちゃうよ」
「で、でも……」

 思わず抗議しようとする円を、唯は悪戯っ子のような表情で制止する。唯は恋人達が互いに戯れる姿を見るのも好きだった。健全な中学生であれば、美女達が互いに絡み合う姿に興奮するのは当たり前とも言えるだろう。その反面、ガーディアン達は早苗と静香を除けば、バイセクシャルは居ないので、なかなかこのような光景は見れらない。ミシェルが唯の要望に応じてくれたのは、彼女が性に対して奔放なところがあるからだ。
 唯は困惑する円の姿を楽しみつつも、ミシェルの背後へと回る。円の性器に口をつけているミシェルの姿勢は丁度犬が餌を食べる姿のように、腰が高くつき上がっていた。

「ひっ! あ、あぁぁぁん」

 唯はミシェルの柔らかな尻に片手を置くと、反対の手で陰茎を掴んで彼女の膣内へとズブズブと沈めた。既に何度も唯を受け入れていた金髪ナースの胎内は、奉仕するかのように肉棒を柔らかな粘膜で受け入れる。ゾクゾクするような刺激がミシェルの背骨を駆け上がり、彼女は身を軽く震わせる。

「あ、や、あぁん! 唯さまぁ、ああ、ふあ、あっ、あっ、うぅ」
「ミシェルさん、ごめんね」
「べ、別に構わな……あ、ああっ!」

 唯が軽いペースで腰を振り始めると、ミシェルは頬を緩ませて甘い喘ぎ声を上げ始める。唯に犯して貰うのは、ガーディアンにとっては麻薬のようなもので、すさまじい快感にミシェルは意識をさらわれる。

「あ、あん、や、ん、んぅ……」

 円の性器に口をつけていたミシェルは、背後から押されたために自然と円のヴァギナに押し付けられる形となった。体の中を突かれたミシェルに円の性器を舐める余裕は無くなり、精液や愛液で顔中がベトベトになってしまう。

「や、あぁん、ん、んんっ、ふあ、唯さま、凄くいいです」
「ば、バカ! くっつけたまま喋らないでよ」

 性器に口をつけたまま喘ぐミシェルに、円は身悶えする。そんな看護婦達の痴態に、唯はますます興奮を強めた。盛んにミシェルへと腰を打ちつけ、子宮口を亀頭で突き上げる。

「あ、あぅ、あ、唯さま、お腹が……あぁ、お腹もっと突いてぇ」
「うん」
「ふ、ふあああああっ!」

 子宮の入り口を圧迫される度に、ミシェルは頭に響くような刺激を受けて、大きな叫びをあげる。顔についた精液の生臭い匂いも、唯の物と思うとミシェルをますます興奮に駆り立てる。

「うぅ、やっ、離れて……」

 折角膣内で射精して貰ったのに、ミシェルに唯のエキスを吸い出されて円は悶える。自分で唯の精液を吸い出すのはいいのだが、仲間に奪われるのは嫌なのだ。そんな彼女の思いにも気付かず、バックで犯されているミシェルは貪るように円の中から溢れ出す唯のエキスを啜る。

「あん、やん、いい、いいの! 唯さま、イっちゃいます!」

 口内に広がる唯の味に興奮して、ミシェルがエクスタシーに押し上げられる。彼女の切羽詰まった声に、唯はペニスに角度をつけてグリグリとミシェルの弱点を押し上げる。

「いいよ、イって」
「ひぃぃぃ、い、イクぅぅぅぅ、う、う、あぁぁぁぁん!」

びゅるるる、びゅ、びゅ、どびゅ

 ミシェルの膣内が脈動するのに合わせて、唯の尿道口から精子が迸る。その熱いエキスの感触に、ミシェルは尻を震わせて喘ぐ。膣内から子宮へ、金髪看護婦の中にトロトロのザーメンがたっぷりと注がれる。

「あん、熱い……こんなに出されちゃったら、赤ちゃん出来ちゃう」

 朦朧とした状態のまま、ミシェルが呟く。唯のペニスはその言葉に反応したのか、一分近くたっぷり射精してから漸く動きを止める。温かな精液に塗れた膣に入れたまま、唯はしばらく体液を放出した余韻を楽しむ。

「唯さま、早く抜いて処置しないと、妊娠しちゃいますよ」
「うん、そうだったね」

 芽衣の冗談めかした忠告に、唯はミシェルから性器を抜き取る。金髪の看護婦はぐったりとベッドへと倒れ込む。ミシェルから離れると、唯は芽衣の腕を取る。

「芽衣さん……」
「唯さま!?」

 性欲に突き動かされている目で自分を見る唯に、芽衣は胸の鼓動が高まる。既に二回ほど抱かれているが、唯が自分を欲しているという事実に、恋人として悦びを覚えるのだ。

「あ、そんな……無理やり……」

 半ば強引に押し倒され、芽衣は唯に胸を揉まれる。口では軽く抗議をするが、巨大なメロンのような胸を少年が優しく触るだけで、頬が緩むのを抑えられない。双乳を揉まれて乳首を軽く撫でられただけで、太ももをモゾモゾと動かしてしまっている。

「唯さま……ん……んっ」
「芽衣さん……んん」

 唇を吸われながら、胸を揉まれると芽衣の体はどうしようも無く高まってくる。柔らかい乳房を揉まれる度に頭が熱くなっていき、知らず知らずのうちに唯の前で股を開いてしまう。
 だがマゾ気質の芽衣も、惚れている少年にすぐに入れて欲しいなどと、はしたないお願いをするのは少し躊躇してしまう。そんな芽衣の気持ちを察してか、唯は片手で自分のペニスを掴むと膣の中へと性器を押し込めた。硬くなった男性器が、芽衣の蜜壷へと沈んでいく。

「あ、あぁぁぁん、あ、はぁ」

 唯の挿入に芽衣は深い溜息のような喘ぎ声をあげる。少年の肉棒が自らの秘部に差し込まれると、芽衣は体の芯がカッと熱くなるような錯覚を覚える。

「芽衣さん……」
「あ、ああぁ、はぁん……唯さまぁ」

 唯が腰を振り始めると、シーツを掴んで芽衣は悶えた。膣内を亀頭で擦られ、刺激される感触に顔を歪めて快感に耐えようとする。少年に犯されるのはいつもながら気持ち良過ぎて、既に一回交わったというのに、油断すればすぐにでも達してしまいそうだ。

「あらあら、先生ったら、また患者さんとエッチしちゃってるんですか?」

 先ほどまでぐったりとしていたミシェルが、気だるそうに身を起こす。

「先生、患者さんとの治療で中出しされちゃったんですけど、妊娠しないか見てくれませんか?」
「え、あ、あん、な、なに? ひゃん」

 唯に膣奥をズンズン突かれている芽衣は、話しかけてきたミシェルの意図がわからず、ただただ喘ぎ声をあげるばかりだ。そんな芽衣に膝を立てたミシェルが、彼女の顔を跨ぐ。

「え、きゃっ、あ、あっ、うう、や、あぁん」

 ミシェルの膣内から精液がポタポタと垂れて、芽衣の顔に降りかかる。当初は思わず悲鳴をあげた芽衣も、嗅ぎ慣れた唯の精液の匂いに甘えるような声へと変わってしまう。

「先生、患者さんったら、こんなにたっぷり出したんですよ」
「あ、あぁ……こんなに濃いの……早く掻き出さないと妊娠しちゃうわよ」

 ミシェルの股の間から糸を引いて垂れ落ちる白い粘液に、芽衣は恍惚とした表情を見せる。顔についた精液を指で掬って舐め取り、その味に芽衣はうっとりとその苦味を味わう。少年の精液の匂いや味は、媚薬のようにガーディアン達には感じられるのだ。

「唯さまぁ、こんなに粘々した精子だと、妊娠しちゃいます」
「じゃあ、それを芽衣さんの中に出していい?」
「あ、あぁん……だ、だめぇ、だめ、だめ……」

 唯の言葉に拒否しつつも、芽衣はゾクゾクとした快感が体を走るのを感じる。妊娠を嫌がる自分の意思を無視して、主に膣内射精されるというシチュエーションに嗜虐心を酷く煽られるのだ。その証拠に言葉に反して、芽衣はついつい唯の腰に足を回して、逃げられないようにしてしまう。

「女医さんが患者さんにレイプされて、妊娠しちゃうのってどう?」
「あ、あああああっ、だ、だめぇ」

 胸を掴まれながら、唯に囁かれて芽衣が強烈な言葉の刺激に顔を歪める。ただでさえ唯とのセックスは夢見心地なのに、マゾヒズムまで刺激されては堪らなかった。

「や、ああっ、あん、あ、いやあああああぁ」

 顔中を精液まみれにしたまま、芽衣が絶叫する。避妊はちゃんとしているのに、そんなことも忘れて唯に孕まされるという妄想で意識を焼かれてしまう。

びゅ、びゅ、どびゅどびゅ、どぴゅ

 唯が射精すると同時に芽衣も絶頂に達する。いつもより深いエクスタシーに恍惚としつつ、膣内を脈動させて精液を一滴残らず搾り取ろうとする。

「ああぁ、だめぇ、妊娠しちゃう……」
「あ、ううぅ」

 足で痛いくらいに自分の腰を引き付ける芽衣に、唯は小さく呻く。唯を気遣う余裕がないくらいに芽衣は感じているのだろう。子宮へと流れ込む体液に芽衣は、体が熱くなり、何も考えられない。

「ちょっと、芽衣。ボウヤ……患者さんが痛がってるでしょう」

 唯の若干痛みを感じているのを察した百合が、慌てて芽衣を離しにかかる。意識が朦朧としているのか、芽衣は足の力を緩めようとせず、ひたすら唯に種付けをさせようとする。唯が射精し終わってからしばらくして、京、由佳、百合の三人がかりで、漸く二人を引き剥がした。

「大丈夫?」

 百合、由佳、京の三人は唯の表情を伺う。幾ら能力者とはいえ、唯は人間の体がベースである以上、ガーディアンが本気で締め上げたら一たまりも無い。

「ごめん、大丈夫じゃない」

 唯は熱に浮かされたような表情を見せると、百合の胸に顔を埋めて、右手で由佳、左手で京の胸を掴む。

「もっと治療して……」
「あん、しょうがない患者さんね」
「これはもっと治療が必要ね」
「完治させてあげないとね」

 甘えてくる唯に、百合、京、由佳は頬を緩める。唯の体は、よっぽど情欲に火がついているらしい。三人が巨大な胸を唯に押し付けると、唯は顔を埋めて、その感触を確かめるように乳房を触る。

「あん、やん……はぁ、舐めて……」
「ん、んっ、んぅ」
「きゃん、いいわ……」

 それぞれの胸を刺激されて、三人は嬌声をあげる。柔らかな胸の何処が感じるかを知っているかのように唯は揉んだり吸ったりして、存分に感触を愉しむ。百合、京、由佳達はすっかり唯に触られれば感じるように調教されているので、すぐさま体が性的興奮で熱くなっていく。

「あ、あん、はぁん……あ、あ」
「ん、やん、あ、唯……あぁ」
「唯くん、はぁん、あ、う……」

 胸の刺激に三人が切なそうな表情を見せ、色っぽい喘ぎをあげる。だが胸への刺激だけでは飽き足らない唯は百合の腰を引き寄せると、股を開かせて自分の肉棒を彼女の陰唇に飲み込ませようとした。

「ぼ、ボウヤ……あ、あぁ……はぁぁぁん」
「入れたいの?」
「う、うん……入れさせて」

 甘え声を出す百合を、自分の膝上に座らせるような形で唯は挿入する。熟した女体を百合はギュッと押し付けるように、唯へと抱きつく。膣内にペニスが入っただけなのに、言い知れぬ満足感に身が震えて、腰が砕けそうになる。

「や、あぁ、だめ、ぼ、ボウヤ……あ、あぁぁん」

 唯が軽く腰を揺すり始めると、百合は怯えたような喘ぎ声を漏らす。普段は熟女の余裕を見せている百合だが、唯との激しいセックスでただの女であることを曝(さら)け出すのが怖いのだ。

「もっと動くよ」
「あ、やん、ひゃ、あ、あぁ、ボウヤ、落ち着いて……」

 胎内を愛しい少年の性器が犯しているという事実に、百合は蕩けそうな快楽を味わう。膣内の粘膜を掻き分け、子宮の入り口にトントンと亀頭が当たるだけで、快感を増幅する神経伝達物質が脳内を駆け巡る。目の前の少年への愛しさが増幅して、百合はギュッと胸で顔を挟み込むように抱きつく。

「唯、百合の中気持ちいい?」
「また避妊無しで中出ししちゃうのかな?」

 百合を抱く唯を煽るように京と由佳が話しかける。二人は唯の頭に胸を押し付けたため、唯は三方向から柔らかな巨大な胸で圧迫されるような形となった。三人三様の柔らかさと弾力がある爆乳の感触が、唯を更に高める。

「あう、あ、あ、はぁ、そ、そんなにオチンチンで突いちゃダメよ……」

 自然と百合を揺さぶるペースが上がる唯に、彼女は切羽詰った声で話しかける。百合の熟れた媚肉でより強い快感を唯は求めるが、自然とそれは百合の快感を高めるという結果になってしまう。

「百合さんの中、気持ち良くて我慢できない」
「ひっ、あっ、や、きゃっ、はぁ、あ、あうぅ、う、うう……」

 膣壁のヒダをカリ首でクイクイと擦られる度に、百合は熱い吐息を漏らして、それが唯に吹きかかる。百合の媚肉は熟女特有の柔らかな感触がして、唯は陰茎でその独特の感覚を存分に堪能する。それに加えて顔を百合、由佳、京の三女の人並み外れた爆乳で圧迫されている。それぞれの乳が持つ弾力と柔らかさのハーモニーが心地良い。

「あ、ダメ、だめぇ、ひっ、ボウヤ、いく、イっちゃう、イクぅぅぅ!」
「僕もイクよ」
「あ、あああああっ、ゆ、緩めて、そんな激しく……い、イクっ!」

 百合が奥歯をぎゅっと噛み締めた途端、今まで柔らかかった膣壁が肉棒へと纏わり付き、ググッと締め上げた。その圧迫感に逆らい、唯はペニスを膣に擦りつけながら、百合を犯す。

「ひ、ひあああああぁ、あ、あ、う、動か……ひゃああああ!」

びゅるるるるるる、びゅっ、びゅっ、ぶびゅっ

 絶頂時の敏感な粘膜を擦り上げられ、子宮に熱い精子を吐きかけられた百合が悲鳴をあげる。その甘い旋律をぼんやりと聴きつつ、唯は射精時の開放感に酔いしれる。何回抱いて、何回セックスしても、恋人達との睦み合いは飽きが来ない。

「あ、うあ、ああっ……本当、酷い子ね……」
「ごめんね」

 軽く謝る唯に対し、エクスタシーの余韻で百合は恍惚とした表情を見せる。そんな彼女の緩んだ膣内から、唯はズルリとペニスを引き抜く。ドロリと白濁液が膣内から漏れ、百合の太腿を垂れて流れた。
 唯は百合をそっと左腕で引き寄せると、優しくと左側へと動かす。自然と三人は位置をずらして、今度は唯の前に京が正面へと来る。

「京さん、エッチさせて」
「え、あ、うん、い、いいわよ。きゃんっ!」

 正面から熱く囁かれて顔を赤める京の腰を引き寄せ、唯はペニスでヴァギナを串刺しにした。驚く京だが、膣内は既に主を受け止めるために十分な潤いを準備していた。

「入っちゃった」
「あ、あぅ、唯、唯……はぁ、唯……」

 子宮口を亀頭の先端で小突かれる感触に、京は唯へと抱きついて名前を何度も囁く。京は唯に挿入されて子宮をノックされて、腰から力が抜けそうになる。女として一番大事な器官を恋人に預けているという意識が、心を蕩けさせているのだ。

「そ、そんな奥まで入れて……あ、赤ちゃん出来ちゃう、出来ちゃうわよ」

 京は自分の台詞にゾクゾクして、体を震わす。唯との子供が出来るという設定を妄想するだけで、子宮口を叩く唯のペニスが普段の倍以上の快楽を京にもたらす。京は他のガーディアン以上に妊娠願望が強く、こういうプレイは堪らなかった。

「じゃあ、抜いちゃう?」
「だ、だめぇ、エッチして、エッチしたいのぉ」

 唯の意地悪な囁きに、京は首を左右に振る。その声は完全に甘え声で、普段の気高いプライドの片鱗も無い。唯の前ではどうしても、恋する少女に戻ってしまうようだ。

「じゃあ、動くね」
「ふぅ、あ、あん、ひゃっ、あは、あぁん、あああぁん」

 膣壁を擦られつつ、子宮の入り口をノックされて、京は甘い悲鳴をあげるしかない。自らの妄想で興奮した体は、京の意識を焼くような快楽の信号を脳に送り込む。

「あら、京ったら、随分と良さそうね」

 唯の頭に両胸を押しつけている由佳が、京のことを茶化す。唯の頭は相変わらず三人の美女に挟まれているが、絶頂に達した直後の百合は息も絶え絶えに、少年へと寄り掛かっているだけのような状態だ。それでも引き続き柔らかい巨大な乳房に押し潰されて、唯は夢見心地だ。

「うぅ、あぁ、あ……ひあっ……」
「それじゃ、赤ちゃん作るよ」
「あ、あっ、だめええええええええっ!」

 唯の言葉に京は強烈な反応を示して、絶頂に達した。大声をあげると共に、彼女の膣内が唯の性器に射精をねだるように脈動する。

びゅく、びゅ、びゅ、びゅるっ、びゅるるるる

「ああああっ、赤ちゃん、赤ちゃん、出来ちゃう!」

 唯の精液が子宮内に侵入すると同時に、京が絶叫する。京が本気で泣き叫ぶ様子に、逆に由佳などは何事かと驚いてしまう。唯との激しいセックスに、妄想と現実の区別が若干曖昧にさせられてしまった様子だ。

「うう、あ、あぐっ、うぅ、中に出されちゃった……」

 京は堪えきれないように、唯へとギュッと抱きつく。熱い子種汁の感触に、どことなく満足そうな表情をしている。子宮の内部を、大量に吐き出されたゲル状の体液が満たしていく。

「ほらほら、お医者さんが患者さんに不妊治療されたら、まずいでしょ。ちゃんと避妊しなきゃダメよ」
「う、うん……わかってるわよ」

 由佳のツッコミに、京は現実に引き戻されてしまう。もしこの場で誰も居なかったら、唯と一日中繋がりっぱなしで居たかもしれない。それ程に唯に種付けされるというシチュエーションは京にとって魅力的だった。
 由佳に無言で促されて、京は渋々唯からペニスを引き抜く。だが避妊するどころか、京は陰唇全体を手の平で押さえて、精液が漏れないようにする。まるでそれが唯との絆の証であるかのように、大事そうに白い体液を陰唇のヒダへと塗り込む。

「はい、お待たせ。患者さんの調子はいかがですか?」
「あ、うん……まだ治まらないかな」

 由佳が嬉しそうに唯に声をかける。胸などをずっと押し付けていたため、由佳も軽く欲情している。由佳は京と場所を変わって貰い、唯の正面へと膝をつく。

「うわー、まだこれは処置が必要ですね」
「う、うん……まだ足りないかも」

 由佳は淫水と精液に濡れつつも、硬度を保った唯の男根を指で軽く撫でる。もう何度も射精しているのに、唯のペニスは全然衰えというものを見せない。

「看護婦さんに、どう処置して欲しいのかな? お口、お手々、それともおっぱい?」
「えっと……」
「やっぱり妊娠覚悟の中出しセックスかしら?」

 由佳の挑発するような言葉に、唯の目つきが変わる。唯も薄々と自覚しているのだが、どうもこの手の妊娠を仄(ほの)めかすような淫語に弱いようだ。

「きゃんっ」

 由佳の柔らかな尻を唯はギュッと両手で掴むと、彼女の腰を浮かせる。唯はそのまま亀頭の先っぽで由佳の割れ目を軽くなぞった。

「中出しセックスしたい……」
「あ、や……も、もう、治療だから特別よ」

 由佳は唯のペニスを片手で優しく掴むと、そっと自分の膣口へと導く。

「ん、んんぅ、んっ……」

 男性器の先端が小さな膣口を押し広げ、少ない抵抗で中へと入り込む。程良い弾力と柔らかさで、温かな粘膜がすぐに唯を包み込む。

「はぁ、やっぱりいいわ……唯くんのオチンチン……」

 膣内を押し広げるペニスの感触に、由佳が小声を漏らす。由佳はすぐにゆっくりと腰を動かし始める。

「ん、あん、はぁ……はぁん」

 粘膜を熱い肉棒で軽く擦られただけで、たちまち体が火照ってくる。唯に挿入されているという実感だけで、深い満足感が由佳の全身を包む。由佳はしばらくはゆっくりした動きで感触を楽しむつもりだったが、唯は尻肉を引き寄せて彼女の弱い場所をペニスで突く。

「ひゃ、あ、あぅ……ふぁ! あ、だめぇ、そんなとこツンツンされたら……」
「ツンツンされたら、どうなるの?」

 主に動いているのは由佳だが、主導権は唯が握っていた。由佳の乳首に吸い付きながら、由佳の尻を巧みにコントロールして性器を膣壁に擦りつける。

「あ、あくっ、や、唯くん……ふぁ、あ、あっ」

 乳首とヴァギナの両方を責められて、由佳が唯の上で悶える。体の中でも特に繊細な二つの部位を責められて、既に一回イって敏感になっている体は激しい反応を見せる。体の神経に強烈な信号が通り、由佳は胸と陰部の甘い刺激でその身を焼かれる。

「ひっ、ひゃん、あ、あく、う……」
「由佳さん……」
「ああ、ダメ、奥、ズンズンしないでー! ふあぁ」

 唯の肉棒が膣奥をググッと拡張し、軽く叩くと由佳は何度も悲鳴をあげる。子宮近くを性器でノックされた由佳は腰を引こうとするが、唯は尻を掴む手に力を込めて逃げられないようにする。

「ひっ、ひあ、ひゃん、ああっ、や、や、あああああっ!」

 絶叫する由佳に構わず、唯は乳首を吸い、蜜壺をペニスで蹂躙する。由佳の甘い悲鳴をBGMにして、唯は彼女の体を愉しむ。恋人が看護婦姿なのが作用してか、欲情に駆られた唯はいつも以上に性欲に突き動かされていた。

「ふあ、あ、あう、う、うう……だ、ダメ、や、やぁぁぁ」

 唯の背に手を回し、由佳は必死に快感に耐えようとする。余りにも早く絶頂に達してしまっては、恥ずかしいとの思いがあるからだ。だがそんな由佳の思いも無視して、唯はヴァギナをペニスで激しく突き、彼女を一気に絶頂へと高めていく。

「や、イク、イク、い、イクッ、あ、あ、あ、あっ!」
「イって、由佳さん」
「ああ、も、もうだめぇぇぇぇ!」

どびゅ、びゅ、びゅ、びゅくびゅく

 熱い精液が自分の中に吐き出されるのを感じながら、由佳はエクスタシーに達する。

「う、ううぅ、あ、あん、あ、あ……」

 何度か押し寄せる絶頂の波に合わせて、精子を放出するペニスを子宮口にぶつけられて由佳は意識を揺すぶられる。唯に必死にしがみつく由佳の膣は、シャフトをきつく締め付けて反応する。

「ひあっ、あ、あ……ゆ、唯くん……」

 硬直した由佳の体は、五分以上も強張っていたが、やがて糸が切れたように彼女は体を弛緩させる。二回目の性交はより深い快楽を由佳にもたらし、ぐったりとした彼女は肩で大きく息をする。

「中でいっぱい出ちゃった」
「そうね、ちゃんと避妊しないとね」

 耳元で話しかける唯に対し、由佳は顔を赤らめて微笑む。年下の少年に膣内射精をほのめかされて、由佳は妙な恥ずかしさを覚えた。
 しばらく由佳と繋がったままでいた唯だが、やがてゆっくりと彼女の中からペニスを抜く。ぺタリとベッドの上に座り込んだ由佳の膣口から精液が漏れ、白い液溜まりを作る。唯が周囲を見回すと六人の女性達は息も絶え絶えという様子だ。ただでさえ唯とのセックスは激しいのに、二回もしたとなると疲れてしまうのも無理は無い。再度チューブで吸い出す姿を唯は内心期待しているのだが、もう少し待たないと身動きも取れないようだった。

「百合さん、もう一回いい?」
「えっ! ボウヤ、凄いわね……私、壊れちゃうわよ」

 性欲が一向に静まらない唯は、百合の手を取って声をかける。百合も先ほど性交したときの虚脱感が抜けきって居ないが、主に声をかけられればやはり嬉しいものだ。

「百合さん、新しいこと試してみたいけどいい?」
「ボウヤ、あんまり激しいことされると、私壊れちゃうわよ」

 唯は百合の体を引き寄せると、後ろから抱きつく。百合のたわわに実った巨大な胸を揉むと、看護婦姿の彼女はくすぐったそうな表情を見せる。まだ体は絶頂の余韻が抜けきっておらず、胸もまだ敏感のようだ。唯が胸を優しく触っただけなのに、強い刺激を感じて下腹部が熱を帯びていく。

「ボウヤ、我慢できないなら、入れてもいいわよ。私は大丈夫だから」
「ありがとう、百合さん」

 大人の貫禄を百合は見せようと百合は唯に告げるが、その表情は切羽詰っていた。愛撫だけでも快感が凄まじく、百合は早めに抱いて貰わなければ体が持たないと判断したからだ。唯は百合の背後から陰唇に陰茎をピタリとつけると、軽く擦り付ける。

「あんっ、焦らさないで……」
「そういえば避妊処置がまだだったよね」

 唯は百合の膣内から漏れ出た精液と愛液を手の平で自分のペニスへと撫でつける。たっぷりと自分の性器を濡らしてから、唯は腰を引く。

「このまましちゃったら、赤ちゃん出来ちゃうと思うから」
「えっ?」

 陰唇より後ろに唯はペニスの先端を移動させる。その動きに百合は思わず動きが固まってしまう。

「ちょ、ちょっとボウヤ、そ、そこは違……きゃっ、だ、ダメよ!」

 菊門に当たる硬い感触に、百合は焦った声を出す。だが普段は優しいはずの少年は百合の体を背後から抱えて、逃がさないようにする。

「だ、ダメよ……わ、私もそこは経験無いんだから」

 キュッと窄まった尻穴は頑なに侵入者を拒もうとする。唯も無理に入れれば痛いだけなので、無理に押し込もうとはしなかった。

「緊張を解いて……お尻を緩めて……」
「え、い、いや……」

 唯の言霊による命令で、百合は強制的に体の力が抜けてしまう。するとたっぷりと粘液に塗れて濡れた亀頭が、簡単にアナルを広げて中へと侵入してくる。

「あ、ああっ……」
「力入れたらダメだよ。体の力を抜いて、オチンチンをお尻で感じて」
「や、やっ……だ、ダメよ」

 排泄器官に普段とは逆に異物が侵入してきて、その異質な感触に百合は身を震わす。カリ首が菊門の窄まりを越えた後は、百合のアナルはスムーズに唯のシャフトを飲み込んだ。

「う、ああっ、あ……い、入れないで、ああ、入っちゃってる」

 根本まで恋人に陰茎を尻に挿入されて、百合が困惑した表情を浮かべる。無理やりとはいえ筋肉を弛緩させたため、初めてのアナルへの挿入とは言え、痛みなどは全く無い。代わりにゾクリとするような違和感が強い。困ったことに、この強烈な違和感が性感を刺激して、うっすらと気持ち良く思えるのだ。

「あ、動かないで、ボウヤ」

 腸内を陰茎で擦られて、百合が悲鳴をあげる。

「や、動かないで、動かないで……ああっ! だ、ダメよ」

 異物感が背筋を伝って百合の性感を刺激し、意識を揺さぶる。自分の排泄器官を犯されているのに、百合は感じている自分自身に困惑を隠せない。初めてのアナルセックスが気持ちいいなんて、思いもよらなかったのだ。

「あ、ん、や、お尻、お尻が……あ、あ、ボウヤ、止めて!」
「だめ、百合さんのお尻気持ちいいから……あ、そうだ避妊しなくちゃいけないよね」
「んんっ、一体何を……」

 唯は百合の両膝の裏を持ち、股を広げさせる。丁度親が幼児におしっこをさせるような体勢になり、百合の顔が真っ赤に染まった。だが唯は更にとんでも無いことを言い出した。

「ミシェルさん、芽衣さん、避妊してあげて」
「はい」
「わかりました」

 唯のお願いに、ミシェルと芽衣がのそのそと百合に寄っていく。

「ふ、二人とも何を……」
「もちろん、避妊の処置よ」
「唯さまのご命令ですから」

 目が据わったミシェルと芽衣に、百合が珍しく怯えた表情を見せる。二人が肉食獣のように四つん這いで近づくので、無理は無いかもしれない。

「ちょっと止めて……い、いやっ!」

 ミシェルと芽衣が口を近づけて、百合の股間を舐める。ミシェルが直接陰唇を割り広げて膣口から精子を吸い取り、芽衣が膣から漏れた精液が垂れた太もも舌で舐め取る。

「百合さん、暴れちゃダメだよ」
「ああ、ボウヤ、止めさせて……」

 ミシェルと芽衣の舌から逃れるためにもがこうとした百合を、唯は下からペニスで突いて動きを封じる。腸壁越しに子宮にピストン運動が響き、百合の全身に衝撃が走る。

「あ、だ、だめよ……こ、こんなの感じたら、私……」

 尻からの振動で性感を刺激され、百合は顔を紅くして恥らう。唯とのアナルセックスで感じているため、ミシェルや芽衣のお掃除クンニも自然と気持ち良くなってきてしまう。

「百合ったら、気持ち良さそう」
「お尻にオチンチン入れられて、嬉しいのかしら?」

 まだ主との性交の余韻が冷め遣らぬ由佳と京が、百合の痴態に興味を示す。

「ちょっと由佳、京、何を……あ、あああっ!」

 由佳と京が百合の胸へと顔を寄せると、乳首を口に含む。左右の突起を友人に舐められて、百合は思わず悲鳴をあげる。

「や、あぁ、こ、こんなのダメよ……だ、だめ、あん、あ、あっ」

 乳首と股間を四つの舌で責められるという未知の愛撫に、百合は盛んに色っぽい喘ぎをあげる。おまけに尻穴を唯の男性器で貫かれ、犯されている。

「あ、ああっ、お、お尻が……や、乳首噛まないで!」

 五人に責められて、百合は普段の余裕がある雰囲気をかなぐり捨てて悶える。熟女が自分のペニスに尻を挿入されて、普段より感じている姿に唯も強い満足感を覚えた。

「あく、あ、あぁん、や、だめ、だ、だめ……」

 肛門の括約筋をシャフトで擦られて、百合は自分でも信じられないことに心地良い感触を覚えてしまう。
 唯の方もペニスの根元だけを締め付けられる、アナルセックス独特の感覚を存分に愉しむ。何より排泄器官に性器を捻じ込み、最初は嫌がっていた女性を感じさせているというインモラルな行為が、唯の胸を熱くさせる。

「百合さん、お尻でエッチするのはどう?」
「ボウヤ、意地悪しないで……は、初めてなのよ」

 唯の質問に、百合は顔を熱で紅く染めながら答える。二千年以上生きていて、アナルでセックスするなど初めてなのだ。

「あ、ああっ、あ、あうう……ふあ、あん、あ」

 肛門から出し入れされる逞しい男根に、百合はどんどん高められていく。尻穴にペニスを挿入されるなんて受け入れ難いと思っていた百合だが、異質な感覚を気持ち良いと感じているので、そのままその感覚に身を委ねていく。

「うわ、百合のあそこ、ビショビショ……」
「へ、変なこと言わないで……な、舐めるの止めて」

 愛液で顔をベトベトにしたミシェルの指摘に、百合は羞恥心を煽られる。百合の陰唇は膣内から溢れ出た愛液が大量に溢れて、たっぷりと濡れていた。唯に尻穴を貫かれているだけでも恥ずかしいのに、百合は友人達に胸や秘部まで自由にされている。おまけに彼女達の舌が気持ち良いとも感じてしまっているのだ。

「あ、あ、あぁ、あっ、あう、うあ……も、もうダメ」

 肛虐と同性からの愛撫に最後の一線を越えまいとしていた百合だったが、体の性感帯を同時に責められては最早抵抗も出来なかった。胸の先端を優しく舐められ、陰部を舌が這い回り、腸内から子宮を刺激されて絶頂に達しようとする。

「あ、イク、イク、いっちゃう、あん、あああああぁ!」
「う、うぅ、き、きつい」
 
どびゅ、びゅ、びゅ、びゅるるる、びゅっ

 菊穴がキュッと窄まってペニスを締め上げると同時に、唯も腸内へと精子を放出する。

「ああっ、あっ、あ、熱い、あ、あぅ」

 尻の中でビクビク跳ね回り、温かな体液を放出する陰茎に百合は悶えた。初めてのアナルセックスでエクスタシーに達し、百合は人差し指を噛んで快感に耐えようとする。百合は幾度も体を痙攣させ、散々に陰茎の根本を締め付ける。やがて、糸の切れたマリオネットのように、百合の四肢から力が抜けた。

「あぁ……うぁ……もう、おかしくなりそう」

 三度目の絶頂に、百合は荒い息をつきながら唯へと体を預ける。自分より背の高い百合が倒れてきた唯は若干慌てるが、京と由佳が上手く彼女を脇から支えた。

「ぼ、ボウヤ、早く抜いて……お、お願い」

 しばらく繋がったまま射精後を愉しもうとした唯に、百合は蕩けるような声で懇願する。腸内に精液を放出された百合は、うっかり排泄したら困ると思ったのだ。言われた通り、由佳と京に百合を抱えて貰って、唯は百合の腸内からペニスを抜く。すると看護婦姿の百合はぐったりとベッドに倒れて、唯も大きく息を吐き出した。

「無茶しちゃった。ごめんね」
「全く、ボウヤったら、酷い子ね……」
「いいの、いいの、唯様が満足出来たなら、私達も嬉しいです」

 弱々しく抗議をする百合を遮って、ミシェルが嬉しそうに唯に話しかける。

「顔色も随分良くなりましたわ」
「体温も少し上がったわね」
「血圧、脈拍も良好」
「恥ずかしかったけど、コスプレもあながち無駄じゃなかったね」

 芽衣、由佳、京、円も唯が元気になった姿を見て、疲れも忘れてにっこりと笑顔を見せる。由佳はサーモグラフィーの視線に切り替え、京は能力で唯の血流を測定するが、両方とも結果は良好なようだ。とりあえず後半に少々レズプレイが混じってしまったのだが、主のためだと割り切って、全員とも都合よく頭の隅に追いやった。

「みんな、僕のためにわざわざありがとうね。本当、感謝してる」

 唯は百合を始め、全員の頬にキスをする。自分でセックス禁止を言い出しておきながら、いざコスプレを目にして、唯は理性があっさりと押し流されてしまった。だが唯の体を気遣う女性達の知恵によって、コスプレで誘惑するのが生まれた策だと思うと、本能に任せたのも良かったのだと思う。意地を張らず、素直に最初から恋人達の愛情を受ければ、本来なら良かったのだろう。

「そんな、気にしないで下さい」
「このお礼は必ずするから」

 笑顔の芽衣に、唯もにっこりと微笑みを返す。自分の行為を反省して禁欲するより、謝罪の意味も込めて愛情を返した方が恋人達も嬉しいに違いない。唯も変に自虐的になるのは辞めることにした。

「唯様、一汗かいたことだし、お風呂入りませんか? ちゃんと沸かしてありますので」
「うーん、そうだね。流石に汗臭いだろうから、ちょっと行ってくるね」

 円の勧めに、唯は頷く。いつもならピロートークなどで愛情を深めるところだが、通常より激しいセックスの後なので、やはり体をきれいにさせてからの方がいいに違いない。体力が回復した唯は、気持ちを切り替えてベッドから降りると、シャツと短パンだけ履く。少年らしい愛らしい微笑みを残して、機嫌良く部屋から去っていった。
 恋人達は笑顔で唯を見送ったあと、ベッドに座り込んで一息ついた。

「一先ず、作戦成功ってとこね」
「普段と違って、ちょっと乱暴なセックスで良かったわ」

 自分の策が成功してほっとするミシェルに、芽衣は顔を赤らめて同意する。お尻を叩かれたのが芽衣はよっぽど良かったに違いない。

「ボウヤったら、お尻でセックスするなんて……まったく」
「唯君のお尻を弄ったから、お返しされたのよ」

 未だ尻に何か物が入ったような違和感を感じてぼやく百合に対し、由佳がクスクスと笑う。

「ああ、そういう訳ね。ボウヤに悪戯するのも程々にしとかないとダメね」

 何で自分だけがアナルセックスに持ち込まれたかに漸く気づいて、百合は渋い顔をする。自分としてはほんのささいな悪戯心だったが、少年の唯には自分のお尻を弄られたのは、少しショックだったのだろう。軽い意趣返しに違いない。

「しばらくのあいだ、カレーは止めておいた方がいいわよ」
「……分かってるわよ」

 一度酷い目にあっているミシェルの忠告に、百合は枕を手元に引き寄せて、彼女の頭を軽く叩いた。









     

































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