「早く歩かないと辛いのは鼎、オマエだぞ」
「ふ・・・・・・くぅ・・・・・・」
足を進めるたびに酷くなる排泄感。
電動のアナルプラグがそれをさらに煽る。
俺は、深夜の公園に連れて来られていた。
旭飛の奴隷として生活し始めてから大分時が経っている気がするが、外に出されたのはこれが初めてだった。
乳首にはクリップの形状のバイブ、アナルには浣腸をされた上でバイブと同じ機能をするプラグを嵌められている。
性器のリングは外されて、代わりに「絶対イクな。射精したらもう相手をしてやらない」と、非情な台詞を突き付けられた。
身につけているのは薄手のシャツとタイトなジーンズ。
シャツ1枚ではもちろんバイブの形状も丸見えで、ジーンズはジッパーを下ろして固く勃起した性器を外に出すように命じられていた。
もし、人に遭遇すれば変質者だと通報されてしまうだろう。
おまけに、下着無しで履いているため、ペニスは歩くたび開いたジッパーに軽く擦られ刺激を受けた。
先端からは透明な液体が既に流れ出している。
「・・・ぁ・・・はぁ・・・・・・」
「ここまで歩いて来い」
先に旭飛は公園のベンチに辿りついていた。
50mほど先のそこに行く間も、腹痛と快感に目眩がした。
どこから何を放出したいのかが分からなくなりそうだった。
「・・・よし、我慢しているな。それじゃ、次はそこにジーンズを脱いでしゃがめ」
「・・・あ・・・」
指を刺されたのはベンチの裏の茂みだった。
嫌な予感がして不安になった俺は旭飛に視線を送る。
「早くしろ」
「・・・で・・・でも・・・」
「また俺に逆らう気か・・・?」
「・・・ごめ・・・なさ・・い・・・」
氷のような目つきで睨み返され、その余りの怖さに言うがままになる。
下着を着けておらず露わになった下半身は、茂みの雑草にまで愛撫を受けた。
「これを抜いてやる。その後どうしたいのか、分かるな?」
「・・・・・・ち・・・・・・です」
「俺にちゃんと聞こえるように言え」
「・・・うん・・ち・・・したい・・です・・・」
「そうだ、素直によく答えたな」
幼児が排泄を懇願する時のような台詞を吐く事になって、羞恥で涙が出た。
そんな俺の頭を旭飛は撫でた。
「ほら、好きなだけ出すんだ」
ぐちゅっと濡れた音を伴ってプラグが引き抜かれる。
静かなモーター音が渇いた空気に微かに響いた。
旭飛は俺を凝視したまま目を離さない。
俺は泣きながら、痛む腹部に力を入れた。
ブブッ、ブリブリブリッ、ブブブブ、ブチュ・・・
「ぁ、はァ・・・ひっく・・・あ・・・ああぁ・・・はぁ、ん・・・」
草むらを汚物で汚しながら、腹痛が引いていく喜びと、全て排泄出来る快感のようなものを感じて、喘いだ。
「・・・ん・・・ぁ・・はあ・・・」
じょろ、じょろろろ
「よく出来たな。そんなに気持ち良かったか・・・こっちまで漏らして」
俺は後ろでの排泄に夢中になるあまり、無意識のうちに失禁までしてしまっていた。
旭飛は俺を見ながら汚れたペニスに触れた。
「鼎、良い子だ」
ほとんど見せない穏やかな笑顔を浮かべ、旭飛は俺の性器から指にすくい上げた尿を舐めた。
「・・・そん・・な・・・・・・きたな・・・」
「オマエの味がする」
「う・・・ぅ・・・・・・ひ・・・っく・・・」
なだめるように髪を優しくまさぐられて、かえって涙が止まらなかった。
もうどうなってもいい、この温もりが与えられるのなら一生奴隷でいたい・・・・・・そう本気で望んだ。
「ふ・・・ぅ、ん・・・・・・」
髪に触れられたまま口付けをされる。
信じられない位甘く、官能的な、キス。
甚振られる事がほとんどだった俺は、旭飛の優しい責めに痛いくらいに感じた。
「・・・ん・・・ぁっ・・・あぁん・・・」
汚した場所を避けて、ゆっくりと押し倒された。
旭飛の指が俺の性器を握ってスライドする。
射精を我慢し続けたそこは、刺激を与えられるとすぐにでも精液を搾り出そうと脈打った。
「ぁあ・・・イ・・・ちゃ・・・う・・・や・・・だ」
「もう良いぞ・・・いくらでも出して」
「はっ・・・あ・・・あぁ・・・で・・・る・・ぅ」
耳元で舐めるように囁かれて、ペニスを強く握られた瞬間、白濁が舞った。
「はぁ・・・ぁ・・・はぁ・・・あぁ・・・もちい・・・・・・」
待ちに待った射精の瞬間はいとも容易く訪れてしまった。
しかし、まだ足りない。
前だけで満足なんて出来ない。
「これが欲しいんだな」
「ぁ・・・ほし・・・・・・いれ・・・て・・・おしり・・・」
ぐっちゅ、ぐちゅぐちゅ
「ほら・・・・・・オマエのアナルいっぱいに俺のペニスが入ってるぞ」
旭飛のモノも既に固く勃ち上がっていて、俺の足を割り開くとすぐに挿入してくれた。
熱くて、大きくて、最大の快楽をもたらしてくれる“それ”が、肉襞を割り開いていく感覚に一瞬息が詰まる。
「んぁ・・あ・・・あぁ・・・おちんち・・・いっぱ・・・い・・・いぃ・・・きもち・・・はぁ・・・あ・・・ぁ」
「なぁ・・・俺の名前を呼べ・・・鼎」
「あ・・・はぁ・・・ひ・・・あさ・・・ひ・・・あさひ・・・あさ・・ひ・・・・・・」
俺は待ち望んだペニスの快楽に酔いながら旭飛の名を呼びつづけた。
声に出すたび、今まで無意識に押し殺していた旭飛への愛おしさが込み上げて来る。
ああ、そうか。
俺は自分でも気付かない内に、旭飛をこんなにも愛してしまっていたんだ・・・。
「・・・鼎・・・」
「はっ・・・ぁ・・・あさひ・・・あぁ・・・イ・・・ク・・・あさ・・・ひぃ・・・」
「・・・鼎・・・可愛い・・・好きだよ・・・・・・」
「す・・・き・・・・れも・・・・・・おれ・・・っも・・・すき・・・あさ・・・ひ・・・あっ・・・あ・・・」
ここに連れて来られた当時、1度だけ聞いた愛の言葉を、俺は確かにもう一度聞いた。
あの時はふざけるなと反発したが、今はそれが嬉しくて、ただ愛しくて涙が溢れた。
激しく腰を打ち付けられ、その狂おしいほどの快感に喘ぎながら、俺は旭飛に無我夢中で抱き付いた。
「ん・・・ぁ・・・あ、ハァ・・・あ・・・さひ・・・しょに・・・イキた・・・」
絶頂を間近にして舌っ足らずになりながら、懇願する。
いままでそんな事を一度もしてもらった事はないけれど、どうしても今、そうしたかった。
この溶けてしまいそうな熱の一番熱い部分を一緒に味わって欲しい。
「・・・ああ・・・分かった・・・」
「・・・はぁっ・・・ん・・・あぁ・・・あ、あ・・・あさ・・ひ・・・すき・・・しゅ・・・き・・・ぃ」
「ほうら・・・ここだろ」
「ンンッ・・・あん・・・あ・・・やら・・まだ・・・あ・・・さひ・・・でて・・・らい・・・」
「俺も・・・もう・・・・・・く・・・」
淫猥な音を絶え間無く漏らしながら、一層深く突き上げられる。
本来ならもうとっくに射精してしまうところだったが、旭飛のイク瞬間を察知するまでは死ぬ気で堪えた。
自分の中で旭飛のペニスは極限まで大きくなり、ドクドクと血管を収縮させている。
「かな・・・え・・・イクぞ・・・ッ・・・」
「ァ、アア、ア・・ッ・・・あしゃ・・・ひ・・・イ・・・ク・・・んあ、アアア、アッーーーーー」
信じられない位奥まで、腸壁を突き破られるほどに激しく抉られて俺は絶頂を迎えた。
同時に、体内に熱い液体が注がれたのを薄れる意識の中で感じた。