ぐっちゅ、ぐちゅぐちゅ、ずちゅっ
「修二、どうして欲しい?」
「ぁ・・・はぁ・・・おちんちん・・・さわってほし・・・よぉ・・・」
「おちんちんだけ?前だけで良いの?」
「ン・・・ぁ・・・り・・・おしりの・・・・なっ・・・かも・・・ぐちゅぐちゅって・・・してぇ・・・」
「分かったょ。いっぱいしてあげる」
幼児語で甘えた声を出しながら、俺の兄・修二はペニスを受け入れて淫らに喘いでいる。
「ぁん・・・あぁん・・・なっちゃんの・・・きもちぃ・・・ぁはぁ・・・」
「修二の中もぐちょぐちょで気持ち良いよ」
“なっちゃん”というのは俺の名前だ。
「夏葵」だからなっちゃんらしい。
ぐちゅう、くちゅ、ぐちゅずちゅ、ずぶっズブッ
「ぁあん・・・出るぅ・・・ミルクでちゃうぅ・・・ぁっ、あ、あああん!」
「いやらしい子だ」
びゅっ。
勢い良く修二は射精し、ベッドを白く汚した。
「いっぱい出たね。俺のがそんなに気持ち良かったの?」
「はぁ・・・ぁあ・・・なっちゃんの・・・おちんちん、気持ち良いの・・・」
「俺も修二の中が一番だよ」
「ぁ・・・アンっ・・・」
ずる、とペニスを引き抜き、息を整えている修二の前にかざす。
修二は迷いも無く、それにしゃぶりついた。
じゅぷ、ちゅ、じゅるる
「俺のミルクも飲ませてあげるね」
「・・・ふ・・・ぅうっ・・・」
フェラチオする修二の頭をぐっと押し付ける。
「んんん・・・っ・・・」
「ぁ・・・気持ち良い。修二・・・出すよ」
「・・・ン・・・ぅーーー・・・・・・ゲホッ、ケホッ・・・」
喉の奥に思いきり射精してやった。
咳き込みつつも、慣れている修二はそれを全部飲み干した。
「なっちゃんのミルク・・・おいちぃ・・・」
「ふふ。良い子良い子」
頭をくしゃくしゃと撫でてやると、目を閉じて幸せそうにする。
修二は子供のようにあやされるのが大好きだ。
俺の前では普段も子供のような言葉遣いをして、子供のように甘えたがる。
真田修二(サナダシュウジ)、俺の3つ歳上の27歳、大手一流企業に勤めるバリバリのエリート
それでいて、ルックスもそれなりによく、ノンフレームの眼鏡がよく似合うインテリ系、モテる
しかし、それは飽く迄表面上の話。
外での冷静沈着、クールで生真面目な顔は、恋人の前では一変する。
修二曰く、高校時代に付き合った男に幼児プレイみたいなものを強要されて、それから甘える事に抑えられない心地良さを覚えたらしい。
以前どこかでSM倶楽部などに通う客には社長や重役が多いと聞いたことがある。
普段、過大なプレッシャーを背負っている人間は、その捌け口を倒錯的な行為に見出す事が少なくないという内容だった。
長男で、良い学校に入り、良い会社に勤める事だけを周囲から押し付けられてきた修二。
甘えることなど知らず、只、いつも大人だった修二。
修二が幼児的な甘えと愛情を欲するのは、今までの彼を知っている俺にはなんらおかしな事ではなかった。