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■ドSアーシェ×ヴァン


「お前はやめてって、何度言わせる!!」
アーシェの強烈な蹴りが、ヴァンの鳩尾に綺麗にはいった。
「ぅげ」
カエルも出さないような声を上げて、ヴァンが壁際のスタンドライトまで
風を切って飛んでいく。

ガシャンパリンと派手な音が部屋に響き渡る。

ヴァンは何が起こったのか理解できず、とりあえず体を起こそうと試みるが
余りにに突然のことに、体の感覚がうまく戻らない。
ぎこちなく顔だけを上げ、近くに居たはずのアーシェに視点を合わせた。

怒りの形相、凍り付いている辺りの空気。
誰も、一言たりと声を出せるような状況でないのは、
状況把握力に乏しいヴァンにも一目で分かるほどだった。

「何度。何度言えばわかってもらえるのかしら。」
その静寂の中を、怒りを形有る物のように纏ったアーシェが
カツリ、カツリと恐ろしいほど優雅にヴァンに近寄っていく。
「・・アー・・・シェ・何で?」
ヴァンがよろめく様な声でアーシェに問いかけるが
「質問を質問で返すなんて、無礼だわ。」
そう冷たく言い放ち、眉ひとつ上げずにアーシェは言葉を続けた。
「今日という今日は、貴方に、私との立場の違いというものを
確実にわかって貰えるまで、説教してあげるわ。」
と、ヴァンの顔を跨ぐ様にして歩みを止めた。

「…!!!?」
ヴァンの目に映ったのは、柔らかそうな太ももに挟まれた
アーシェの股間の、なだらかな膨らみ。
薄い下着越しにその形まで見えてしまいそうだった。
驚き咄嗟に顔をそらすが、すかさずに鋭い声が降りてきた。
「人の話を聴く時は、人の目を見なさい。」
ヴァンはひどく困惑したが、これ以上アーシェを怒らせる訳にはいかないと
アーシェの顔だけに注目すればよい事だ、と自分に思い聞かせ、
再びアーシェを見上げた。

懇々と説教をするアーシェをただヴァンは見上げる。
が、アーシェの言葉を真面目に受けることが出来たのは、ほんの数分。
アーシェの腰が、まるで自分をからかう様に揺らめいていることに
気が付くと、ヴァンは体の芯が熱くなるのを感じ
アーシェの説教など、耳から耳へと抜けていた。

と、アーシェがため息混じりに
「これじゃ、…だめね。」
と諦めを口にして、首を左右にゆっくりと振る。
ヴァンは少しホッとして、目を閉じ深呼吸をした。
まるで息をしていなかったかの様な緊張が解け、油断につながった。
背筋に例えようの無い悪寒がはしる。
自分の性器が、硬いものに圧迫されている。
「こんな状況で、こんな所を反応させているアホな子には、
違う方法で教えてあげるほうが、よさそうね。」
あてがわれていたのは、アーシェの靴底だった。
許して貰えたとは思っていなかったが、こんな事になるとも思っていなかった。
抗う事の出来ない状況に絶望を感じて、ヴァンはたまらず声を上げ、顔を巡らせた。

「たす…たすけ…」 「助けなど無いわ、皆、貴方の痴態を見るために此処にいるの
王女様に説教されている時に、こんな所を勃起させている卑しい者の
末路を、汚らしい精液をぶちまける様を、黙って見ているわ。」
ヴァンの目に見えたのは、今にも卒倒しそうなパンネロ、
止める事は出来ないと言った感じのフラン、
後のことは、アーシェの信じられないような言葉を把握するのに必死で
わからなかった。
「バッシュ、椅子を持って来なさい。」
「殿下、おやめ下さい、もう十分です。」

パン、と乾いた音が響いた。
痛々しいほどに頬に手形をつけたバッシュに、アーシェは勤めてやさしく声を掛けた
「これは命令よ。バッシュ、椅子を持って来なさい。」
「…はい、殿下。」
王女の命令、騎士はそれを全うする為に有ると。
傍に椅子を置き、下がるバッシュがヴァンに声をかけてゆく。
「…すまないヴァン、耐えてくれ。」
「おれ…おれは」絶望を煽る言葉に、ヴァンは目を潤ませる。
そんなヴァンを尻目に、アーシェは椅子にもたれて嬉々としてい言った。

「さあ、はじめましょう。」
言うや否や、ヴァンの下穿きを剥ぎ取り、勃起した性器を
容赦なく外気にさらす。
ヴァンは否定できないほど勃起している自身の性器を見て、
羞恥から混乱しているのか、これから起こる事に期待をしているのか
自分自身がわからなくなっていた。
「靴は脱いであげるわ、慈悲として受け取りなさい。」
アーシェはブーツを脱ぎ、白く滑らかな足で
ヴァンの性器をきつく踏み付けた。
「!!ゥウ!!!」
痛みと恥ずかしさ、自分がこんなにもぞんざいに扱われる悲しさ
そして確実に有る 快感
アーシェの足は、ヴァンに色々な感覚を生み出し与えた。
「はずか・・しい、イヤダ、こんな・・・の!!アーシェ・・やめて」
「貴方の意見は関係ないわ、理解できるまで続けるだけよ。」
そう言うと、怪しく足を使い、ヴァンの性器を揉みしだく。
「ひっ!」
痛みより快感を与えるための動きをされて、思わず息を呑んだ。
「いい声ね、皆も貴方をみてるわ。」
そう言われ、ひどく気になって辺りを見回してみると、
先頃まで真っ青だったパンネロが、初めて見るであろう男性器を
頬を上気させながら、食い入るように見つめている。
バルフレアはこの状況を楽しんで見ている様だった。
フランも眉ひとつ動かさずに、眺めている。
ヴァンにとって一大事なこの状況が、皆には
お仕置き程度にしか見られていないのでは無いかと、
ヴァンを不安にさせる。
恥かしくて消えてしまいたいのに、次々に押し寄せてくる快感に
反応して声を上げる自分が、アーシェの言うように卑しく思えてくる。
"気持いい"という感覚を自分が逃がさず感じているから。
「どう?わかって来たかしら、貴方の立場。」
アーシェの足の指が、丁寧にカリをなぞる。
「ぇふぅ・・・何か・・わかんな」
「そう、本当に?じゃあココは?皆、ココだと良くわかってくれるわ。」
くりくりと土踏まずで亀頭を擦り付ける
「ふうぅ・・・あ、だめ、あ、」
ヴァンは既に性器からの感覚だけに集中していた。
「あ・・・アーシ・・・ェ、だめだ、も・・・だめ、ゆるして、」
「まだわからないの?」
両の足で挟まれ交互に擦り上げられる。
「んぅ!・・・・ご、ゴメンナ・・・・サイ!もうしませんからぁ・・」
「わかってきたじゃない。もうすこしね。」
「アー・・・ヒェ、ココで出したくないよ。・・・ヤダよ!・・」
「貴方の意見は関係ないし、わかるまで続けるって言ったでしょ。
さあ、ぶちまけなさい!」
アーシェの足がヴァンの性器全体を踏みつけ、裏筋を強く擦り上げた。
「イヤダァ!!!!」
とまらない、アーシェの言う通り精液をぶちまけている自分。
きつく目を閉じた自分の顔まで精液で汚れるのを感じ、
快感と屈辱でぐしゃぐしゃになっていく。
もう、目を開けるのも億劫でヴァンはそのまま意識を手放した。


でしばらく大人しくなるんだけど、アホな子なので
また「お前」て呼んでおこられるヴァン



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