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■パンネロ×バッシュ


帝都アルケイディスから南東にある港町バーフォンハイム。

天陽の繭を砕き、それと共に散ったレダス亡き後、旅立つ直前に見舞われた大雨に足止めをくらった一行はその夜、翌朝までレダス邸に身を置く事にした。
それぞれに個室が与えられ、長旅で失われていた静寂な時間に、バッシュは久々に深い眠りにつく事が出来た。

夜も更け、雨音が響く中、
 キィー…
ゆっくりと扉が開き、何者かが部屋に侵入した。

「…じ…さま、よろしいですか?」

バッシュは夢の中で名を呼ばれるような感じがした。若い娘の声…パンネロか?
夢かと思っていたが、外の雨音で今夜の事を思い出し、夢ではないと悟る。
こんな夜中に一体何用だろうか。

「どうした…」
バッシュは寝ぼけた意識のまま何とか声を絞りだし、半身を起こした。
ところがパンネロは、ヒタヒタと近づいて来たかと思うとおもむろにベッドに滑り込んできた。
バッシュは突然の事に身構えたが、潜り込んできた少女の身体は冷えきっており、厳しい言葉をかけるのは少し躊躇われた。


「暖めて下さい」
そう言うとパンネロはバッシュにしがみついてきた。
「寒いのなら、暖炉をたくよう…」
「暖炉なんかじゃなく…あなたに、暖めて欲しいんです」
バッシュが言い終わるのを遮り、パンネロは強く言った。

『あなたに暖めて欲しい…』

冷えた身体を暖めるだけではない事は、いくら朴念人のバッシュにも分かる。
ただ、分からないのは「あなたに」暖めて欲しいと言う事だ。パンネロはヴァンが好きなんじゃなかったのか?

「何故…」
「あなたは、何時も他の人を見てるから…。私だけを、見て欲しいんです!」
抱きつかれ、バッシュはアーシェの事が頭をよぎった。自分でも気付かないでいた想いを、この少女に見破られていたとは…。

バッシュはパンネロの頭をゆっくりと撫で、優しく諭すように言った。
「とにかく今夜は部屋に戻って、明日…」
「イヤです!明日がどうなるか分からない、こんな時だからこそ…!!」
パンネロはおもむろにバッシュの温かい寝間着を捲り上げ、乳首に舌を這わした。
ゆっくりと、円を描くように舐めあげたかと思うと、強く吸い付き貪るように求め、身体を押し付けてきた。
10代の少女特有の甘酸っぱい匂いが放たれる。


「ちょっ…待つんだ」
バッシュはそう言いながらも、いつの間に自分に想いを寄せていたのかという思いと、
少女の積極的な愛撫に徐々に下半身が熱くなっていくのを抑える事が出来なくなっていった。
パンネロの、しっとりと張りのある胸が自分の肌に当たりバウンドさせられると、その感触でペニスに血液が充満するには十分だった。

既に勃起しているバッシュのペニスにパンネロは手を伸ばし、下から上へと撫でた。
隠嚢をやんわりと揉み上げながら、片方の手で竿をギュッと握りしめるとバッシュは「ぅうっ…」と声を出さずにはいられなかった。
『どうして君が…』
『何処でこんな事覚えたんだ…』
幾つもの問いが頭をよぎったが、少女の愛撫に只々翻弄されるだけだった。

たまらなくなったバッシュは手を伸ばし、パンネロの柔らかな尻を撫でた。
驚いた事にパンネロは下着を履いておらず、なめらかな肌がしっとりと手に吸い付いた。
バッシュはそのまま、秘部に指をすべり込ませた…。


 ピチャ…ヌチュ…
暗闇の中、いやらしい水音が響く。
「こんなに…濡れている…」
「やだ……っ!」
パンネロは、愛しいバッシュのペニスを愛撫しているうちに濡れそぼってしまい、腰をヒクヒクとさせている。
そのうち我慢しきれなくなったのか、
「いい、ですか?」
と言って、愛液の滴る自身の膣口に当てがった。
 ジュプリ……。
パンネロの中は熱くほてり、いやらしい潤いに満ちた肉壁は吸い付くようにバッシュを包み込んだ。

「ぁあ…んッ…」

こんなに艶やかな声を出すのか。
いつもの無邪気な振る舞いとのギャップに、バッシュは更に血液がペニスに流れ込んでゆくのを感じた。
「ぁあんっ…大きぃ…」
パンネロは待ちこがれたようにゆっくりと、バッシュの硬さを味わいながら腰を動かす。

『そんなにも…私の事を…』
バッシュは一生懸命に動くパンネロが愛しくなり、ぎゅっと抱きしめると囁いた。
「私も、動いていいか?」


 サアァァ…。雨の音に部屋の中の淫猥な水音が重なっていく。
目は段々暗闇に慣れ、濃紺の薄暗さの中、雨だれが窓を伝い流れ落ちていく影が、
四つん這いになり一糸纏わぬ姿の少女の白い肌に写っている。
張りのある尻を突き出し、いつもは結わえてある髪を振り乱し、汗ばんだ肌に
張り付かせる因美な姿に、バッシュの長い間忘れていた欲情の炎が一気に燃え上がった。

バッシュはパンネロを組み敷くと、彼女の奥深くまで突いた。
「ァアッ!アアんッ!!」
パンネロは後ろからの密着に歓喜悶え、更に締め付ける。パンネロの締め付けにバッシュも更に太さを増す。
「ぃやぁっ…すごっ…かた…いぃ」
「嫌…か…?」
バッシュは囁きながらパンネロの胸を揉みしだく。
「いや…じゃ、ないっ…です」
耳元でバッシュに囁かれ、パンネロは入口と中とを交互に締め付ける。
絶頂が近いようだ。
「ァアッ…わたし…もぅ…っ!」
バッシュはより早く、激しく、パンネロの最奥を攻めたてた。
「ァアアアアーーーッ!!!」
「私も…限界だっ…!!!」
バッシュは猛りはち切れそうなペニスを引き抜き、パンネロの白い太股に白濁の液をかけた。




バッシュはパンネロの横に倒れ込むと、汗で熱った頭を撫でてやった。
パンネロは肩で息をしながら、じっとりと汗ばんだバッシュの胸に顔を寄せ呟いた。

「アルシド…様…」
突然洩らした少女の言葉に、一気に意識がフル回転したバッシュは、ランプに手を伸ばし灯りをともした。

「君は…!!」

そこにはパンネロではない少女が横たわっていた。
アルシドと行動を共にしている四人の内の一人だった。
驚きのあまり少女は、ベッドから転がり落ちてしまった…と、同時に、バッシュが立掛けておいた武器を倒してしまい、ガシャーン!と音が鳴り響いた。
しばらくすると警備の者が駆けつける足音が近づいて来た。
「わ…わたし…」
名も知らぬ少女はガタガタと震えだした。
自分がしでかしてしまった事と、それが露見されるかもしれない恐怖でパニックになっていた。
それはバッシュも同じだったが、何とか心を落ち着かせ
「君は隠れていなさい」
と少女に布団をかけ、慌てて寝間着をはおった。

コンコン、ドアがノックされ
「如何なされました?」
と声がした。
バッシュはドアを開けると
「夜中に申し訳ない。武器を倒してしまったのだ。何もないので安心してくれ。ご苦労。」

「左様ですか、失礼致しました。それではゆっくりとお休み下さいませ」
警備の者に説明するとドアを閉め、足音が遠のいたのを確認すると、バッシュはフーーーッと長い息を吐いた。

「もう大丈夫だ」
布団を捲ると少女は泣き出した。
「すみません…わ、私…っ!!」
昨日、突然の大雨に足止めをくらったのはヴァン達だけではなかった。
アルシド一行もレダス邸にとどまり、天候の回復を待っていたのだ。
広い屋敷内、主の部屋とバッシュの部屋を勘違いしたのだろう。

「…部屋を、間違えたのだね…」
「すみません。…てっきり、アルシド様のお部屋だとばかり…」
「いや、私の方こそ…君にすまない事をしてしまった…。
 暗闇とはいえ、仲間と間違えてしまい…(誰とは言えないが)
 お互い様だな…。この事は誰にも言わない。墓場まで持っていくよ。」
バッシュは少女にガウンをかけ、部屋に戻るのを見送った。
「本当に、申し訳ありませんでした」
「私の方こそ…。
 自分の部屋にはちゃんと戻れるか?」
「はい。それは大丈夫です」
「夜はまだ寒い。身体を冷やさないよう、暖かくして眠りなさい」
「…ありがとうございます。
 それでは…おやすみなさい」
「ああ、おやすみ」




翌朝、昨夜の大雨は嘘のように晴れわたり、ヴァン一行は旅立つ計画を立て始めていた。
と、そこに、元凶であるアルシド本人が声高らかに、そぐわぬ爽やかさで現れた。

「皆さん、ゆうべは〜よく眠れましたかァ〜?」
「おかげ様で。お気遣いして頂き助かりましたわ」アーシェは穏やかに言った。
「久しぶりにヴァンのイビキがなくてよく眠れたぜ」とバルフレアは毒づいた。
「ナンだよ、イビキと言えばバッシュの方だろ?」ヴァンはムキになって反論した。
「あれ?バッシュ小父様、クマが出来てるけど、寝不足ですか〜?」
パンネロに覗き込まれ、バッシュは顔を赤らめた。思い込み…とはいえ、どうも昨夜の情事を頭の中で変換してしまう。
『参ったな…』

「夕べの一騒動が寝不足の原因かしら?」
後ろにいたフランに鋭い言葉を囁かれ、バッシュは一気に血の気が引いた。
「里を出たとはいえ、ヴィエラの耳には丸聞こえだったわよ」
「ぅっ!違うのだ、あれは間違って…!」
「安心して。あなたが誰と勘違いしたかは知らないけど、誰にも言わないわ。
 …ただし……」
「…何だ……」
「…口止料は高いわよ?」

思い込みで妄想したパンネロに、自身が想いを寄せるアーシェ、更にフランに弱味を握られ、バッシュは今まで以上に女性軍に弱くなったのは言うまでもない。




(Fin)




(2-35〜42)














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